託したからな。 ページ48
亜嵐side
Aのこと、しっかり送らせてもらって
帰り道
…やっと、終わった俺の片想い
って言っても、すぐ好きじゃなくなるかなんて無理に決まってるけど
最後に、もうひとつ追加でお願いしたこと
"好きでいてもいい?"
そしたらAは、私が決められることじゃない
これ以上亜嵐を苦しめたくないけど、私がどっちかを選んでも、きっと亜嵐が楽になるわけじゃないから
気持ちに答えることは出来ないけど、亜嵐が楽になるまで好きなようにして欲しいって
しっかり言ってくれるから、ほんとに嫌いになれないんだ。むしろすっげえ好きだし
…それに。
これで良かったって
うわ、なんか泣きそう
結果なんて分かりきってた。けどやっぱり
辛いものって辛いわ
はあ。
龍友「おい!亜嵐!」
玲於「亜嵐くーん」
「…え」
まじか。慰めてくれるって?
なんだよそれ…
涼太「亜嵐くん。頑張ったね」
「りょうた〜」
龍友「亜嵐スゲーよほんとに。
ごめん、涼太から全部聞いたわ俺」
そっか。でもきっと、龍友は気づいててもおかしくなかったし
おれ、ちゃんと振られたよ
「潔く、振られてきた。」
玲 裕「え!?」
涼太「玲於、裕太くん。」
裕太「ごめ…」
玲於「…そっか、そうなのか」
亜嵐「でも、いいんだ。ちゃんとAの気持ちわかったから。
あいつは、ちゃんと前に進んでるし、絶対幸せになれる。俺が保証する。」
翔吾さんのこと、ずっと大切に思ってて
だけど、どこかで大切な思い出にしてて
それが友情になろうか、恋になろうか俺には判断出来ないけど
ちゃんと、受け入れられてる。
大丈夫。
もっと、もっと、幸せになっていいんだから。
ほら、結構身近にいるかもよ?
「裕太みたいな、良い奴が」
裕太「ん?なに?」
「A、幸せにしろよ?」
裕太「は!?何いってん亜嵐」
涼太「うーわ、亜嵐くん最高」
玲 龍「ほんと(ほんま)こわ。(こわいわー。)」
ほーら、そのうち分かるよ
でも、泣かせたらすぐ奪いに行くかんな。
その時は、絶対手は引かないから
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作者名:ゆーたらん。 | 作成日時:2018年5月31日 2時