なんでなんだろう ページ38
裕太side
亜嵐、やっぱ好きなんやなあ
そっかそっかって
ん、なんで俺安心してるん?
いや、なんかさ。
俺はな、翔吾みたいに支えてやれる存在が必要だと思うんや
とか
ずーっと翔吾のこと思ってくれてるんやから
Aのこと、大切にしてくれるやつおったってええやろって
翔吾のこと忘れたなんて許さんけど
でも、忘れんななんて言ったの俺やんな
矛盾しすぎやろ俺
玲於「…亜嵐くん、実るといいなあ」
隼「軽く2年片思いってすごいよね」
涼太「ほんとに一途」
裕太「…そうなんや。」
2年…て
ここまで告白せずにしてるのも、Aのためなんやろうな
めっちゃ良い奴やん
玲於「まあ、Aモテるからな〜」
涼太「恋愛対象としては、って言うと限られるかもしれないけど、龍友くんも大好きだし」
隼「だって普通に可愛いからね」
あんな高嶺の花みたいな容姿してたら
惚れる奴ら多いやろ
だって、俺
ダンスでで会った時ホンマに可愛い子やなって
容姿端麗やなって思ったし
翔吾がみんなに報告した時なんて、お前が?なんて、いじられまくってたけど
なんか、羨ましくて
翔吾が一目惚れして、声掛けに行った時も一緒におって
翔吾スゲーなって
俺も、話してみたいって思ったけど、あまりにも翔吾が本気やったからなあ
俺には無理や、そんな勇気なんてないって
ちょっと、本気で可愛いって思ったなんて口が裂けても言えんから
…懐かしい
んなこと思い出してる場合かって
でな、
ほら、翔吾って人を引き寄せるからすぐ仲良くなっとって
連絡先交換してたのも見てて
お互い想いあってるのなんて嫌ってほど聞いて
バカップルやった。
だから、あん時可愛いなんて思った自分殴ってやりたいって思ったんやな〜
って、そんなことはほんまどうでもいいねん
はあ、
そんなに思ってもらえた翔吾幸せもんやな
だからな?
翔吾にできなかったことやってあげられるやついたらええのになあなんて思うんねんて
「亜嵐ならできるやろ」
はあ、今こんなふうに思ってるなんて
俺がAに言ったこととめっちゃ矛盾しとんねん。
なのに、やっぱり翔吾の存在は消して欲しくない
なんなん?
ブレなさすぎて、ほんとにこれでAと翔吾の為なんか分からんくなる
なんでなんやろう
こんなにも、Aに幸せになってもらいたいなんて思うのは
きっと、翔吾の為やな
179人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆーたらん。 | 作成日時:2018年5月31日 2時