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亜嵐side




一人になりたくて、ソファーに座りながら色々考えてた

珍しくコーラなんて買っちゃって



はあ、やっぱいつも通りじゃないな。俺







「どうしたらいいのかなぁ?」






ん?A?

それっぽい声が聞こえて、廊下覗いてみれば案の定こちらに向かって歩いてくるA







名前呼んでみたけど、多分誰かわかってなくて
ふ、何キョロキョロしてんの。笑







あ、気づいた。

きっと、部屋にいたくなかったか、単に喉が乾いたかの二択だろうな




…顔見る限り前者








オレンジジュース渡したら、軽く拒否されたけど
そんな顔してるのに何もしてあげれないなんて、俺のプライド的にね。

これぐらいやるよなんてカッコつけてみちゃったり



俺がどうした?って聞けばびっくりしてたけど

そんな顔されちゃ、気づくに決まってんだろって





A「…部屋、恋バナしててさ」








居ずらくなっちゃったのか

確かに、Aってかなり溜め込むタイプだし辛いよな。恋愛で盛り上がられてもさ



はあ…







「まあ、いいんじゃない?新しい恋愛しろなんて、誰も言わないよきっと」



どうせ、Aの事だし、翔吾さんのことでなんか考えてることあるんでしょ?

引きずるタイプだし

切り替えが下手なのなんてよく知ってる



おれ、裕太じゃないから翔吾さんの話は聞けないし分からないけどさ






A「そっか、」





納得してくれたAに反して、なかなか傷つく俺






…あ、でもちょっとは役に立ったのかな



さっきより、顔色いい




良かった良かった。
って、めっちゃ単純なやつじゃん俺…

自分にも相談してくれて、そんなほっとされたらさ。
俺だって嬉しくなるっつうの







いや、こんなに単細胞野郎だったのかよ
なんか悲しい








A「亜嵐、ありがとうね」

「おう」

A「じゃ、おやすみ」

「ちゃんと寝ろよ」

A「分かってるよ。笑」







…その笑顔、俺のものになればいいのに



なんて

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作者名:ゆーたらん。 | 作成日時:2018年5月31日 2時

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