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とうきょう ページ4

裕太said




俺が高校二年の2月



高校生活なんてほぼダンスに明け暮れてたから受験なんて頭になかったわなんて。





どーすっかなっていつもどうりダンス仲間と、夜中に戯れてた







『裕太、電話なっとるよ?』

「ほんまや」






非通知?
それが、すべての事の始まりだった






-親戚が亡くなったって-







東京に戻ってる母からかかってきた一本の電話

いろいろあって、結局俺も東京に引っ越すことに








…最後に寄っとくか








約1年前、ダンス仲間で親友だったやつが
事故で亡くなってて






なんか、不謹慎やんかこんなんばっかり









黄色い菊にかすみ草持って

あいつは、黄色やな








「…翔吾、しばらく来れへんからこれで我慢してな?また、大阪帰ってきたら来るわ」










…たしか、こいつには東京に彼女がいて遠距離って大変やなーなんて言っとったっけ





肝心の彼女、葬式には来なかったんや

ホンマにそれで彼女かなんて思ったけど













そんな事思い出しながら、来た東京の学校



先生はなんかちょろそうだし

クラスなんか、グループばっかで入ってけるとこなんてない







だから、大体ダンス動画とか、大音量で音楽を聞きながら休み時間は過ごしてる





大阪にいた頃は、ダンス仲間と教室飛び出して
サボったり、屋上で踊ったり




それなりに充実しとったからかなり寂しいなんて





だからといって、隣にいるやつのグループには絶対入りたくない





だってこの子は…

黒髪のあの子→←きっと、いい人



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作者名:ゆーたらん。 | 作成日時:2018年5月31日 2時

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