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俺に出来ること ページ16

亜嵐Sing





…取り乱すAをみて
泣き崩れてるAみ見て



何もできない俺に嫌気がさした







裕太「翔吾はもうどこにもいないんや」


「嫌だ。いやだよ」





そう言って、泣き崩れるA

それに、今にも泣きそうな裕太








…そういうことか

そりゃ、誰だって抜け殻みたいになる




一年前に、Aは彼氏に振られたんじゃない
彼氏が亡くなったんだ







Aは、それほど彼氏さんのこと好きだったんだな

…幸せそうだったもんな






謝りながら、力なく笑った裕太
きっとAに、思うことがあったのかなって









少しだけ、落ち着いたAを、支えながら家まで送った







「…こんなの、言える立場じゃないけど、いつでも頼ってな」


A「…ありがとう」


涼太「しっかり寝なね」


「…うん」









家に入るまでちゃんと見届けて
…大丈夫かよ







玲於「あいつ明日来るかな」


結菜「わかんないけど、しっかり休まないと」


隼「…」


龍友「…俺ら、そんな頼りなかったんかな」


亜嵐「なんか、悔しい」


涼太「でも、話さなかったのに理由があるかもしれないしさ、見守ってあげよう」


亜嵐「そうだな」







俺らに出来ることなんて、それぐらいしかないし




だって、その彼氏さんのこと知ってる訳でもないし
どんな超能力使ったって、彼氏さんをAの元に連れ戻すことも出来ない







だから、支えてあげるしかないんだ








またいつか、Aが幸せになれるように






綺麗事かもしれないけど


俺らといてでも、誰といてでも楽しいって心から思えるように

結局→←そっか。そうだよね



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作者名:ゆーたらん。 | 作成日時:2018年5月31日 2時

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