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そっか。そうだよね ページ15

翔吾だって、ルンルンで駆け寄った





だって、本当にあのダンスしてるんだもん






「ねえ、今までどこ行ってたの?」


裕太「おい、」


「なあに?」


裕太「翔吾はもうどこにもおらん!」


「え?」







何言ってるの?

なんで、だって踊ってるじゃん
ほら、今まさに





ほら、一緒に考えた振り付けで





裕太「もうアイツはいないんや…」


翔吾…もういない?なんでよ







…そんなの







「いやだ。嫌だよ
なんでよ。…っっ。…翔吾」








…はあ、私何してるんだろう
そうだよ、もういないの





ここで踊ってるのは、中務くん。
全然見た目も違うじゃん










裕太「なあ、まだ好きなんか?」


「…っ」



裕太「じゃあ、なんであの日来なかった」





そんなの、そんなの









「…受け入れられない、、から」


裕太「…きっと待ってた」


「…ごめ、ごめんなさい」







あの日、本当はちゃんと行くつもりだったの
…けど、このまま翔吾に会ったら本当に最後な気がして



もう絶対会えないんだって







私が、未熟すぎてお別れできなかった






その頃を思い出して、一度流れ始めた涙は止まらなくて




辛くて





ここに、翔吾がいたらって

そんなことさえ思う






中務くんを見れば、今にも泣きそうだった


…そっか、翔吾がよく一緒に踊ってた金髪の男の子中務くんだったんだ







中務くんだって、辛いはず

それなのに、私






裕太「っごめん。いいすぎた」


「…違う」


裕太「俺が悪いねん」


中務くんは、ひとつも悪くないよ







…はぁ









「…みんなごめん」


亜嵐「…いいよそんなの」


「…ありがとう」


亜嵐「立てる?」


「ん。」






亜嵐ごめんね、こんなに心配してくれて

みんなも。






突然取り乱して、ごめんね









…今だけ、許して欲しいな

俺に出来ること→←もうここには…



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作者名:ゆーたらん。 | 作成日時:2018年5月31日 2時

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