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??「何がだ?」 ページ3

「へぇ。『悪魔と少女』ねぇ…」

「ねぇ、晴くん」

あ?と顔を上げる。

…俺は靴を脱いで部屋に入り、Aの前に折りたたみ式の机を挟んで座っているわけだが。

密室に、二人きり。

少し悶々とする気持ちを抑え、向き合った。

Aはといえば、そんな俺を気にせず、まっすぐに目を覗き込んでくる。

俺は目つきが悪いと自覚している。だからこそ、自分とまっすぐ目線を交わせる彼女は貴重な存在であるし、大切にしたいと改めて思うのだ。

「能力…暴走しない?大丈夫?」

「ん、ああ…もう大丈夫だ。訓練したしな」

ほぇ〜、と納得したかしてないかよくわからない相槌をうつA。

以前、教室で暴走した後。アホ日向が俺の能力のことを教えてくれたのだ。

自分の能力を自分で気づかず、人を傷つけてしまったのは、実にショックだ。

だから、尚更自分で能力を制限しようと努力できたわけだが。

俺の服は、後ろに細い切れ込みが入っている。羽を出しやすくする為だ。今では大分自分で操れるようになっているので、よく空を散歩している。

俺はまた真っ黒な羽を勢いよく出し、バタバタと動かす。

「でもよー。これ、悪魔みてェでかっこいいだろ?結構気に入ってんだよな」

「私も…」

ん?

いきなりAは机に身を乗り出し、ぐっと顔を近づけた。

…しばらく立てねぇな、これは。

「私も同じこと思ってた!」

「お、おお…悪魔と少女って、まんま俺たちじゃねぇ?」

俺がふと言葉にすると、そうだね、とAは微笑んだ。

「よっし!じゃあ作りやすいかもね!頑張ろー!」

「おー」

平常心だ、黒須晴。

頑張ろう。

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レナ - ナ...ナンダッテeeeeee! 遊び尽くす一年・・・!  僕も欲しい!!w 今日はテストでした・・・ agdrghvhfyibuujfhfufkdjjikruuyhv wwwwwwwww (2018年6月22日 17時) (レス) id: ce1804826a (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - レナさん» ふっふっふ、駄目に決まってるでしょう()私は中高一貫なので遊びつくす一年になりそうです、 (2018年6月10日 11時) (レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
レナ - そうだったんですか...!!! テストどうでしたか?私は・・・チーン  そして来週は2連チャンのテスト地獄が待っています。。。今年が受験だからかなぁ (2018年6月10日 7時) (レス) id: ce1804826a (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - レナさん» こちらこそありがとうございます!テスト前です← (2018年5月17日 16時) (レス) id: 7ea4a0fdca (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 更新アザス!!! テスト後の癒しです!! (2018年5月16日 21時) (レス) id: ce1804826a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モモハ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年6月25日 17時

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