138枚目 ページ5
後日、ラギファルト大帝国大稽古場。ぽんと一つ置いてある、その場に似つかわしくない偉そうな椅子に座りしは、俺らの国の魔王様。
その後ろに控えてるのは、俺とアルとロンドだ。
……えー。
「ねえ
「いや、ちょっとヴァルくんたちにアイドルになってもらおうかなって」
……えー。(2回目)
そして、俺らの前に片膝を立てて座っているのは、一人のエルフの青年。薄い緑(正確に言うとフェアリー・ランドくらいかな)の長髪を先の方で緩く結び、吊り目の双眸からは南国の海みたいな瞳が主を見上げている。耳がとんがっており、色白の美形だという点は流石エルフって感じだ。
俺も以前あった依頼で、エルフを捕らえる仕事があったけど……エルフは獣人と同じくらい希少な上、それよりも弱りやすいから扱い注意なんだよね。ヴァレンタインの種族講座でした、と。
エルフの青年に、主が声をかける。
「では、ネオンどの。えー、先日FAXで送った通りだが、改めて任ずる……俺の家臣をプロデュースしてください」
言いなれてない感を存分に炸裂させた主に対し、緊張半分に目を輝かせた青年は、勢いよく立ち上がった。長い髪が揺れる。
「はい魔王様！オレ、誠心誠意がんばりゅぶふっ！！……」
「ネオンどのおー！！？」
説明しよー、ネオンと呼ばれた彼はいきおいよく宣誓したが、舌を噛んだ瞬間血を吐いて倒れたのだ。流石エルフ、華麗なる病弱ぶりだ。むしろ清々しいよ。
＿＿＿＿先が思いやられるのは、俺だけじゃないはず。
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モモハ(プロフ) - そらもちさん» あざーっす！アッもしかしたら中だるみなんでもないッス！てへ！(棒) (2019年4月28日 11時) (
レス) id: 98af2b3beb (このIDを非表示/違反報告)
そらもち - 面白いっすね！続編も読むぜよ(｀・ω・´) (2019年4月28日 10時) (レス) id: 35f31302c7 (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - ひかげのこさん» ありがとうございます！めっちゃ張り切ります(*´ω｀*) (2018年12月12日 17時) (レス) id: 0785378cec (このIDを非表示/違反報告)
ひかげのこ(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました！更新頑張って下さい！ (2018年12月12日 15時) (レス) id: 256366ff3c (このIDを非表示/違反報告)
モモハ(プロフ) - 866さん» がんばります！(ﾃｽﾄｦﾔｯﾂｹﾀﾗ() (2018年10月8日 18時) (レス) id: 937a2c5722 (このIDを非表示/違反報告)
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