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こう「 全然大丈夫よ どうしたの? 」
『 自分の気持ちがわかんなくなってしまいました 』
こう「 なんかあった? 」
『 ずっと須貝さんの事が好きだったのは事実だなんです。だから付き合えた時も嬉しかったし、今もとっても幸せです。でも、最近兄の様子が気になっちゃって。 』
こう「 確かに最近の伊沢さんはおかしいね 」
『 私に必要以上に干渉して来なくなって解放されて嬉しいはずなのに寂しくて、毎日に兄の騒がしさが無いのが寂しくて。 』
こう「 うん 」
『 それを須貝さんに話したんです。そしたら兄への好きはほんとに家族としての好きなのかって聞かれて、私答えに迷っちゃったんです… 』
こう「 なるほどね。でもさ、Aちゃん迷ったって自分で分かってるじゃん 」
『 え、? 』
こう「 どうして迷ったのか、自分が1番よく分かるんじゃないの? 」
『 いやでも、私と兄は兄妹だし… 』
こう「 俺、伊沢さんがあんだけAちゃんに対して過保護なのには理由があると思うよ。必ず。 」
お兄ちゃんが過保護な理由…?
こう「 がんばってね。応援してる 」
『 あ、ありがとうございます 』
こうちゃんさんとの電話が終わってからもずっとその理由について考えてた
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作者名:さくもち | 作成日時:2021年2月24日 10時