過保護な兄を持ちまして… (ページ13)

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あれから数日が経った。あの男性3人組が構内ですれ違っても話しかけて来ることはなかった。

毎日平和で平凡な大学生活を送ることが出来ていた、あの質問をされるまでは。

こう「ねぇ、Aちゃん」

『はい？』

こう「 Aちゃんもしかしてだけど、須貝さんの事好きだったりする？」

『えぇ？！？なんでですか？！？』

こう「ちょっ、シー！笑」

『あ、ごめんなさい。え？どこでバレました？』

こう「んーなんかずっと気になってたんだ。須貝さんと話す時だけ目が違うの笑」

『そんなに分かりやすかったです？』

こう「俺がなんか勘違いしてるだけかと思ってたけどほんとだったとは… 」

『こうちゃんさん、絶対誰にも言わないでくださいよ？特にあの過保護野郎です』

こう「安心してこう見えても口は固い方だな
」

『うわまじか。こうちゃんさんにバレるとは思ってなかったぁ… 』

こう「そんな嫌そうな顔する？！笑」

こうちゃんさんと私しか居ない今日のオフィス。突然話しかけられらこの質問。

こうちゃんさんにバレてたらワンチャン他の人にも最悪の場合須貝さんにもバレてそうで怖かったけど、他の人は気づいてないとこうちゃんさんは言った。

こう「告白は？しないの？」

『出来ないですよ… 』

こう「まぁ、須貝さんそんな気無さそうだしね」

『傷つきました』

こう「え？！なんかごめん」

『おやつ買ってくれるなら許します』

こう「わかったあそこのカフェに行こ」

『行きましょう』

この日からこうちゃんさんは私の恋の相談窓口になった