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第39話 ページ42

ナナ「……条野たん。」

条野「なんですか?」

ナナ「冬華たんの彼氏のことなんだけど……。」

条野「……ああ、もう大分準備は出来ますよ。」


ーー
ーーー

冬華「……?」

太宰「おはよう。」

冬華「……治。」

太宰「傷は痛むかい?かなり撃たれたそうだけど。」

冬華「……ん。」

確かに傷が痛む。
というかなんで治居るんだ。

太宰「……冬華は可愛いよね。」

頭を撫でられる。
頭を撫でられるのが一番好き、治の手は大きい。お兄ちゃんの手と似てる。

冬華「つーか、酸素マスク嫌いだ。」

太宰「看護師さんに怒られるよ?マスク外しちゃダメ。」

冬華「……はーい。」

太宰「手の掛かる嫁だ。」

冬華「けほっ!?」

太宰「咳と驚きが混じったな。」

冬華「……みんなして酷いよね、そんなに私に生きて欲しいの?」

太宰「……そりゃ、そうでしょう。」

身の回りを片付け乍ら返答。
今は全身包帯だ。
私と同じ状態だ。大体ね、


冬華「生きる……ねぇ。」

太宰「そんな事を言ってたら織田作も怒るんじゃない?ちゃんと生きて行かなきゃ。」

そう言われてもねぇ……。


冬華「……結局ロクに魔人捕まえる仕事出来なかったわ。」

太宰「……にしても君が攻撃食らってぼろぼろなんてね。」


冬華「……この犯罪s……あ。」

太宰「……それは君もだろう。あの後何人殺した。」

冬華「……魔法のステッキは最高よ。」

太宰「質問に答えて。」

冬華「とても、苦しい。」

太宰「……え?」

とても小さく聞こえた呟きはエアコンの音にかき消された。

冬華「……任務とはいえ……あの子に私の犯罪の証拠を消してもらって……ね。」

弱々しく呟く

太宰「冬華?」

冬華「……流石に、猟犬では私達を捕まえるのは不可能に近いが……ナナが問題だな。」

太宰「あのお下げの?」

冬華「……うん。猟犬の奴と繋がってる……ステッキ隠す必要がある……でも……。」

万「あ、其れは心配しなくても良いよ?私が処理しとくし!そもそも私ナナとか壱が嫌いなのよ。」


冬華「……んー。」

太宰「しかし……フードにマスクは少し不審者…では?」

万「なんかあれば潰す。」

太宰「これは色々ダメ。」

冬華「……傷が、痛む。」

太宰「あちゃー………薬入れる?」

冬華「……ん。」

太宰「でも、痛み止めの使いすぎもダメだ。中毒になるよ。」


冬華「痛い。」

太宰「じゃ、キスをしたら治る?」

冬華「ならない。」

万「あ、良い事してくるから。待ってて!」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時

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