第32話 ページ35
太宰「っ!」
思いっきり殴られた。
冬華の髪色の毛先が紫色になり眼には獅子座のマークが浮かんでいた。
身体能力の強化?
冬華「本当……やめて。」
まぁ今は下着姿で殴っても意味ないだろうね。治は興奮しそうだ。
太宰「少し、興奮した。」
ほら、矢っ張り。
冬華「……今日は何にする。ご飯」
太宰「冬華。」
冬華「ぶっ飛ばす♡」
太宰「酷いじゃないか!」
冬華「明日魔人を捕まえたらお墓に来て。」
太宰「分かった。」
冬華「……私は別の任務に当たる。少し遅いかも。」
太宰「大丈夫だよ……多分。」
冬華「なるべく力を抑えなきゃ。」
机の上に置いてあったハサミをみる
そして溜息を吐く。
大丈夫か、不安だ。
ーー
谷崎「此れは拙い。」
鏡花「如何してですか?」
谷崎「いや、僕ら社長の命令に背いたから……最悪クビだね。」
鏡花「私、知ってます。」
谷崎「本当?」
鏡花「マフィアの時に何人か頸を切られてた。……後の掃除が大変だった。」
谷崎「(あッ、この子知らないな。)」
乱歩「あ、命令違反の件はもう伝えた。懲罰内容はね____だよ。」
ー
小華「なぜ私がここに!」
太宰「冬華は忙しいのだよ。少しはいいでしょう。」
小華「……うん。」
太宰「……あの子はどう?」
小華「……普通よ。」
太宰「そうか……。」
小華「あの子、今日初めての法を犯す日だから……お赤飯ね。」
太宰「そうなの?」
小華「はい。」
太宰「そのイヤフォン……。」
小華「……音楽です。」
太宰「へぇ…。」
小華「貴方、マフィアに戻ってください。もう黒い道に進めるのは……ダメです。」
太宰「それは無理だ。彼女はもうその道に進んでる。もう戻れない。」
小華「………‼」
ーー倉庫
冬華「ここかい。例の。」
双葉「はい。」
冬華「……そろそろ、来たわね。」
?「……やはり来たか。」
冬華「うん。」
?「まあ僕が呼んだもんね。」
冬華「今日、貴方を消します。」
?「うお、すっごいさっきが伝わってくるね。」
冬華「当たり前よ、マフィア……も被害が大きい。だから、今日消えてもらう!」
?「あ、それは残念……。」
双葉「……!冬華下がるぞ!」
冬華「…待って…可笑しい、何か……変だ。」
ふと双葉に頭に銃が突きつけられる。
双葉「!」
冬華「くそっ!ゴーゴリか!!」
ゴーゴリ「ええ、正解です。今日じゃ時間がないので。」
冬華「双葉!防御を張れ!」
バリアを張るステッキ。
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作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時