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第24話 ページ27

太宰「ふぅ。探偵社だけど……ごめんねえ?」

冬華「……なんで敵の私を。」

太宰「普通に好きだからだよ。あと織田作の妹だし。」

国木田「何故マフィアを連れて来る。」

太宰「大丈夫だよ。お互いに手は出さないって約束だったし。」

国木田「しかしな……。」

冬華「すいません……もう帰ります……。」

太宰「だって私の恋人だよ?いいの?国木田くん。」

休憩中の事務員さんや調査員の数名が珈琲を吹き出した。

国木田「恋人?」

太宰「うん。」

国木田「はぁ!?」

冬華「……治。」

太宰「ん?」

冬華「…私はマフィアで頑張るし何も心配はいらないよ。」

太宰「そう。ならあそこの狙撃手。」

冬華「私の後輩よ。大丈夫、撃ちはしないわ。」

太宰「それは分かってる。でも気が向けば探偵社員を狙える。そう解釈も出来るけど。」

冬華「おお!流石ですね!でも大した意味はないんですよ。」

太宰「……?」

冬華「ストーカーですよ。私の。」

太宰「じゃあ、探偵社でその狙撃手を捕まえるか!」

国木田「は?」

橘「恐らく結城さんかと。貴女が心配らしいですよ。」

冬華「……そう。双葉は?」

橘「私の部屋にいます。探偵社員と何処かへ行ったよと嘘をつきました。」


冬華「計画通り。」

太宰「やっぱり可愛いよ!ナオミちゃん、ジュース持ってきて。」

冬華「……しんどい。」

国木田「すまんな。」


ーーー夜

冬華「そろそろ……例の暗殺者が動くかしら。」

橘「……でも、どうなるんでしょうか。先程福沢さんがやられた。」

冬華「……そうだ。」

橘「そろそろ家に帰ろうか。」

冬華「……太宰さん。」

橘「福沢さん、わかりますか?……運ぶ?」


ーー探偵社

国木田「どうした!」

橘「…社長が襲われました。首です。」

冬華「……例の暗殺者だ。女医に。」

太宰「珍しいねぇ、其方から来るなんて。」

冬華「……うちのボスもヤバいかも。」

橘「かもねぇ。国木田さんと太宰さんが居てくれて助かった。」

太宰「今日は帰るの?」

国木田「探偵社に泊まっていけ。太宰、お前もだ。」


太宰「わかったよ。」

冬華「……しかしなぁ。」


橘「先輩、仕方ありません。泊まらせてもらいましょう。」

冬華「ですねぇ。」

ーーー翌日


中島「社長が襲われたんですか!」

国木田「ああ。昨日の夜な……一命は取り留めたが謎の症状で意識不明だ。」

中島「大丈夫なんですか……?」

冬華「与謝野女医でも治せないらしいっすよ。」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:黄泉 | 作成日時:2018年7月21日 20時

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