学校で居眠りしたらトリップしちゃいました！！part2

第46話 ページ9

取り引き当日

約束の時間は午後20時

米花倉庫に一人で来いとの事

こんな危ない取引に誰も連れて行けないっつーの

Aは変装を済ませると変声期を装着

眼鏡をかけ、着替えれば準備は万端

狂「さて、行くか…うお、声低っ」

自分の声に自分で驚きつつ家を後にした


倉庫に着くとそこにはもうジンとウォッカが到着していた

ジ「遅せぇぞ」

狂「時間は遅れてないと思うけど、そっちが勝手に早く着いただけだろ」

ジ「ﾁｯ…約束のものは持ってきたんだろうな？」

狂「ああ、ほらよ」

ウ「っ！？」

ウォッカに向かって資料を投げる

それを上手くキャッチするとジンに指示され中身を確認し始めた

ウ「頼んどいた情報、全部書いてありやすぜ」

ジ「相変わらずの腕だな」

狂「そりゃどーも、んじゃ資料も渡したしそろそろ俺は帰らせてもらうぞ、こっちも暇じゃねぇんだ」

ジ「おっと、そうはいかないな」ｶﾁｬｯ

そう言ってジンが向けてきたのは銃口

ドクンと心臓が跳ね、冷や汗が額を伝う

唾を飲み込むと平然を装い口を開いた

狂「おいおい、随分物騒だな。資料の受け渡しだけって約束だろ？」

ジ「最初はそのつもりだったんだがな、どうにもお前が気に入った、俺のモノになれよ」

待て待て待て！結構傍から聞いたら勘違いするフレーズ並べてくれちゃってますけどね？

今俺男！お、と、こ、の、こ！！！！ …ｺﾞﾎﾝ

狂「それは愛の告白かな？悪いけど俺そっちの趣味はねぇんだわ」

ジ「ふざけてんじゃねぇよ…」

あ、やっぱりそういう意味じゃないのね、ちょっと残念←

狂「ﾊﾊｯそんな怖い顔しないでよ…んで俺にどうしろと？」

ジ「一緒にアジトに来てもらう、それがあの方の命令だ」

狂「えーめんどくせー」

ジ「俺としてもお前みたいな奴を殺すのは惜しいんだ、大人しくついてこい」

狂「…買い被りすぎだよ…」

あれ？これどっかで聞いたセリフー…まあいいかぁ

ジ「ﾁｯふざけた野郎だ、来るのか、死ぬかどっちだ」

いや、死ぬのはさすがにまずい

狂「わかったよ、着いていきゃいいんだろ着いていきゃ」

ジ「無効に車を止めてある、来い」

そう言うと俺の腕をつかみ歩き出すジン

その後ろをついてくるウォッカ

なんだこれ…なんか面倒くさ…

ジンの愛車に半ば無理やり押し込まれるとウォッカの運転で車は発進した

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