78.隕石 ページ32
試合はサウジアラビアのスローインから再開された。空中でボールを奪い取った一星が、相手選手の間をドリブルで突き進んでいく。
「この裏切り者め！」
待っていましたと言わんばかりのタイミングで、サウジアラビアのDFペッカが一星の目の前に立ちはだかる。
「レッドホットチリ・メテオ‼︎」
ペッカが両腕をクロスさせると、マグマのような赤いエネルギーがペッカに集まり、集まったエネルギーを空に向かって放つ。
とたんに晴天だった空は一瞬にして黒い雲に覆われ、分厚い雲の合間から隕石が現した。
「い、隕石が降ってきたぁ⁉︎」
「あんなのがまともに当たったら、ただじゃすみませんよ‼︎」
突如起こった出来事に慌てふためくA達。
フィールドにいる選手達は、降り注ぐ隕石の断片から逃げ回っている。
煙に巻かれながらも、隕石を避ける一星に変化が起き始めた。一星の髪型がくるくる変わっている。内ハネの髪型になったかと思えば、いつもの外ハネの髪型に戻る。
涙を流しながらひとり話し続けるその光景は、まるで自分以外の誰かと会話をしているかのようだ。
「あああああぁぁぁっ‼︎」
突然、両膝をついてしゃがみこみ、頭を抑えて苦しげな叫び声を上げた一星。
その時、雲の合間から今まで落ちてきていた隕石と比べ物にならないくらいの巨大な隕石が、一星に迫ってきていた。
「一星くんっ‼︎」
「一星ぃぃーーーー‼︎」
Aと明日人の叫び声を最後に一星の意識はそこで途切れた。隕石は轟音を響かせ、凄まじい衝撃波がスタジアムを覆い尽くした＿＿_
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加奈子(プロフ) - 星野結花さん» ありがとうございます！ (2019年12月1日 21時) (
レス) id: a62379125a (このIDを非表示/違反報告)
星野結花 - この小説すご〜く好きです!これからも頑張って下さい!応援しています(*^_^*) (2019年12月1日 10時) (レス) id: 09968e6ae8 (このIDを非表示/違反報告)
加奈子(プロフ) - りんねさん» 楽しんでいただけて幸いです！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: a62379125a (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 妖怪ウォッチもイナズマイレブンも大好きだから見てて楽しいです！ (2019年6月14日 20時) (レス) id: e73a160d29 (このIDを非表示/違反報告)
コロニャん - 返信ありがとうございました！ (2019年6月8日 13時) (レス) id: d3d7c71152 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：加奈子 | 作成日時：2019年4月4日 19時
