〃 ページ35
「僕の
「はは、そう言うな。……まあ、実際は拷問をされないようにする意味合いもあるから、理解してくれ。あと、知らないやつが多い方がいいと思うからな、後々。でも、みんなにとってもいいことになるはずだ」
「……そうですか」
「……協力できず、すまない」
「だから、気にするなって。それじゃ、俺は鶯丸の様子を見てこようと思うが……一緒に来るか？」
宗三は首を振る。
「僕は先程行きましたので……長谷部はどうします？」
「俺は行く」
「そうですか。では、僕はこれで」
「あぁ、またな」
長谷部が行ったあと、鶴丸が微笑して胸元で手を振り、無言で宗三に背を向ける。長谷部のあとを追いかけた。
二振りの姿が見えなくなると、宗三は少しだけ名残惜しそうに袖を翻し、別の刀のもとにゆっくりと歩く。
「……薬研、いますか？」
「宗三か？ いるぜ。入ってくれ」
『粟田口部屋』と書かれた札が掲げられた、何かの飛沫の痕跡が残る障子を開けると、そこには戦装束姿の薬研藤四郎がいた。
「一期一振はいないんですか？」
「いち兄は、鳴狐とどこかに行っている。……次の指名は、あの二振りだからな。話し合いをしているんだろう」
「……そうですね」
「それで宗三、俺っちに何か用か？」
「……一人では、どうも余計なことばかり考えてしまうんですよ」
ですので、と宗三は続ける。
「ただ遊びに来た、とでも言いましょうか。いた場所から近かったので」
「そうか。じゃあ、茶でも淹れるから待っててくれ」
「わかりました」
「……ん？ なあ、宗三。大丈夫か？ 顔色悪いぞ？」
薬研は心配そうに宗三の顔を覗く。胸中の不安が出てしまったか、と宗三は思った。
「大丈夫です、気にしないでください」
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ミナ(プロフ) - 紅葉蓮＊文才ほしいさん» 長々とありがとうございました、 (2017年12月28日 17時) (
レス) id: 2587896c62 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» 体躯→宗三左文字ベース。城田真昼よりは身長が高く、宗三左文字よりは低い。細身で刻印のようなアザがある という感じの設定になっています。 (2017年12月28日 16時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» そうですね、現段階では目→宗三左文字ベース。同じ色、雰囲気 顔立ち→宗三左文字ベース。いくらか年相応に幼くになっている 髪→城田真昼ベース。城田真昼に比べ前髪は長め (2017年12月28日 16時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 紅葉蓮＊文才ほしいさん» 返答ありがとうございます、よろしければベースはどちらだとか、ここはこっちの要素だとか、髪型はどうとかそういった設定を出していただけると嬉しいです。ご検討おねがいします (2017年12月28日 15時) (レス) id: 2587896c62 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» 両方混ざってます。 (2017年12月28日 15時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉蓮 | 作成日時：2017年8月24日 20時
