真昼とクロ ページ1
今世での名は城田真昼。肉体は十五歳。前世は『刀剣男士』と呼ばれる付喪神。そしてその前は、天下人を象徴する刀──宗三左文字。
僕はある日、誰もが見ないフリをしていた震える黒猫を拾いました。
猫だからと鈴をつけ、体を拭きます。
「名前は……黒猫ですしクロ、でいいですかね」
その猫を飼うのは命懸けだということを、僕が知るのは翌日でした。
＊
「真昼はー？ 真昼。あいつ一人暮らしで家事全般完璧よ？」
「真昼はもう調理隊長に決まったじゃん。すでに試作中……」
はあ。試作のくっきーが焼けたから教室に戻ってみれば、また何やらゴタゴタしているようですね。
両手が塞がっていたので、不本意ながら足で扉を開けます。
「いつまで係決めをやってるんですか？ 試作のくっきーが焼けてしまいましたよ」
「あっ真昼！」
「わぁっいいにおい！」
「うまそう！！」
わっと群がる同級生に「全員分ありますから並びなさい」と言いくっきーを配る。……未だにこの手のカタカナには慣れません。
同級生の反応を見るになかなかうまくできたようですね、と思いながら僕もくっきーを口に含む。うーん……もう少しうまくできましたかね。
「それで？ 何の係が決まらないんですか？」
黒板を見ると、衣装係の下だけ空欄でした。それができるのは、裁縫とかが得意で暇な……。
「はあ。僕ですね。これで決まりです」
「「「待ってましたあっ」」」
歓声をあげて喜ぶ同級生。早く帰りたいからと引き受けたのは些か早計でしたかね。どんどん堕落している気がします。気のせいということにしたいです。
ここに長谷部とかがいればいいんですけどね。頼めばなんだかんだ手伝ってくれますし。
「はあ」
本日、何度目か分からないため息を最後にこの日の話し合いは終わりました。
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革ベルト
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ミナ(プロフ) - 紅葉蓮＊文才ほしいさん» 長々とありがとうございました、 (2017年12月28日 17時) (
レス) id: 2587896c62 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» 体躯→宗三左文字ベース。城田真昼よりは身長が高く、宗三左文字よりは低い。細身で刻印のようなアザがある という感じの設定になっています。 (2017年12月28日 16時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» そうですね、現段階では目→宗三左文字ベース。同じ色、雰囲気 顔立ち→宗三左文字ベース。いくらか年相応に幼くになっている 髪→城田真昼ベース。城田真昼に比べ前髪は長め (2017年12月28日 16時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 紅葉蓮＊文才ほしいさん» 返答ありがとうございます、よろしければベースはどちらだとか、ここはこっちの要素だとか、髪型はどうとかそういった設定を出していただけると嬉しいです。ご検討おねがいします (2017年12月28日 15時) (レス) id: 2587896c62 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉蓮＊文才ほしい(プロフ) - ミナさん» 両方混ざってます。 (2017年12月28日 15時) (携帯から) (レス) id: 5fe719242e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉蓮 | 作成日時：2017年8月24日 20時
