【wrwr/d】私はヒロインになれそうなのか！？ (ページ8)

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後日、久々に一人で登校した日だった

その日は雲が見えないほど澄んだ空で
朝から心地がよかった。
また、たまには一人で登校し
女子に妬まれない朝もいいなと思えた

まぁ生徒会の人たちと一緒にいられる事は
少なからず、っていうかとても嬉しいんやけど

しかし今日は朝早くに、それも一人で来てしまったのだ

何かできることはないかとボーッとしていれば
一年の初めによく通っていたウサギの飼育小屋がふと気になった

そこには三匹のウサギがいて
白いのが大福、茶色がみたらし、赤い目がいちご(大福)
なんともまぁ美味しそうな名前をしている三匹だ

名付けた先生がその時大福やみたらし団子が食べたかった
のだとどこかで聞いたことがある

今は皆元気にしてるんかな？

気になってしまったら行動できずにいられない悪い癖。
私は気づけば席をたって飼育小屋の前に来ていた

『お～、皆元気そうでよかったわぁ～』

私が小屋につくと三匹は気がついたのか
私のもとに駆け寄ってきた

やっぱり動物は癒されるわぁ
これからも暇があったら来ようと誓った瞬間だった

一年の後期からこの子達の世話をする委員会が作られてしまって
それ以来、来れてなかった。

委員会の担当のハゲオヤジが
「委員会以外の触れ合いは禁止する」
なんて行ってから本当にこれなくなっていたので
動物とはいえ久々の出会いに涙した((()

勿論そのくそオヤジは今はこの学園にはいない。