週刊誌 ページ28
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Aside
デビュー2年目に差し掛かる頃
宮本「明日〇〇から記事が出ます」
芸能記事で有名な週刊誌やん
なんで私？全く心当たりないけど？
頭の中はハテナしか浮かばなかったけどみやもんの表情を見て良くないことやと察した
A「今その記事ありますか？」
宮本「あるけど、、、、無理して見なくていい」
え、
A「っ見せてください」
記事にはコロナ前まあくんと一緒にご飯行った時の写真と共に、『坂本AはV6坂本昌行の隠し子？！』なんて文字が踊ってた
本文には坂本昌行がジャニー社長に言って私はデビューしたと書いてる
どこから漏れたのかわからない小さい私を抱っこするまあくんの写真まで
どうしよう
スッと心臓の辺りが冷えた感覚
宮本「もう記事は止められなくて、明日事務所の対応をどうするか話し合いするから、」
ポタ
机の上に涙が落ちた
それに気付いたみやもんが話すのを止めた
こんな嘘の記事でうろたえちゃダメだ、強くなるって決めてここまで来たんやから
A「っごめんなさい、明日同席します
撮影の後ですか？」
宮本「、、行かなくて大丈夫だよ、Aの参加は必須じゃないから」
A「いえ、行きます。
撮影の後ですよね？」
涙を拭いてみやもんの目を見る
宮本「はぁ、撮影の後会議室で、向こうは打ち合わせ終わりらしいからそのまま使わせてもらう」
A「わかりました」
宮本「もう一度言うけど無理して行かなくていいからな」
A「大丈夫です、無理してません」
それからどうやって帰ったか覚えてない
気付いたら照史くん家のドアの前に立ってた
A「ただいま」
桐山「おかえり、ご飯食べた？」
A「あ、、お腹空いてないから大丈夫、ありがとう」
桐山「おいで」
いつも通り振る舞ったつもりなのに、さすが照史くんや、、
どうしたん？とかなんかあったん？って聞いても私が素直に話さないから
いつもおいでって言って抱きしめてくれて甘やかしてくれる
照史くんの優しさってわかってるけど
今日の私はいつも以上に素直じゃなくて、そんな照史くんも拒んでしまった
A「大丈夫、やから」
桐山「そか、話したくなったらおいでや」
A「ごめんなさい、、」
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作者名：もぎ | 作成日時：2022年4月2日 22時
