31.寝相の誤ち ページ34
白石母「えっと、ごめんなAちゃん、この家Aちゃんの家みたいに広いわけやないから部屋がないんよ。この家おる時は蔵ノ介の部屋で寝てもらってもええ?」
貴「うん、いいよ。」
となれば早速行こうじゃないか。
もう眠たすぎる。
あ、蔵ノ介の部屋の場所知らないじゃん
貴「蔵ノ介〜、部屋案内して〜」
と、さっきまで恵瑠たちの遊び相手をしていて疲れている蔵ノ介に言う。
蔵ノ介、恵瑠たちに懐かれてるな〜
蔵「ええけど、なんでや?」
あ、さっきの話聞いてなかったのね。
説明するの面倒くさいし、いいかなもう
貴「いいから〜」
蔵「ま、ええか、俺もちょうど寝に行こうとおもてたし」
そう言うと蔵ノ介はついてきい、と言って2階に進んでいって、ちょうど曲がったところに蔵ノ介の部屋があるようで、そこの扉を開けた。
貴「おじゃましま〜す」
と、いうと私は近くにあった蔵ノ介のベッドであろうところにダイブした。
蔵「Aここで寝る気なんか?」
貴「うん、おばさんに聞いたらここで寝ろって」
なんか、やばい、限界やわ。もう眠い。
蔵「そうか、ま、しゃーないな、部屋ないし」
そんなことを言っていたけど、もう私は眠過ぎてなんの返事もせず眠りについた。
朝。私は目覚めました。
するとまあ、何でしょう。そこには私と向かい合って抱きつきあっている私と蔵ノ介。
そして何故か蔵ノ介は私の前髪を片手で触っています。
これはどういう状況なのでしょうか。
私は結構寝相悪い方かもだし、蔵ノ介の首にいつの間にか手を回してたんだろあとは思うけど。
いや、まぁ、別に気にすることじゃないんだけどさ。
蔵ノ介、私が起きてること気づいてるよね。だって今、目があってるし。
すると蔵ノ介、前髪を触っていた手をそのまま下に持っていき今の手の位置は私の頬。
貴「おーい、蔵ノ介。何してんの?
あ、おはよう。」
そう言うとそのままで
蔵「A、おはよう。」
と、ニッコリ笑顔。
そして私の頬から手を離して蔵ノ介は起き上がってベッドに座っている状態。
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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時