28.夜更かしの代償 ページ31
車の中では私と蔵ノ介は隣同士。
車に乗ってすぐ私は睡魔に襲われた。
いやぁ、夜寝なかった代償は大きいな、こんな時間になって眠くなってくるなんて。
と、私はそのままコテンと蔵ノ介の肩に首を乗せ寝てしまった。
そしてしばらくすると蔵ノ介の声が聞こえる。
何言ってるのかはうまく聞き取れないが、取り敢えず目を開く。
蔵「A、起きろ、ついたで。」
え?ついた?着いたってどこに?あぁ蔵ノ介の家か。
もうついたんだ。まだ眠いんだけど
貴「蔵ノ介〜、おんぶして連れてってー」
蔵「しゃーないな」
と、言いながら蔵ノ介は私をおんぶして起き上がる。
蔵ノ介って私より身長高いよね。なんか負けた感あって悔しいんだけど…いつか追い越してやる。
蔵「ついたで」
貴「ありがと」
と、まだ寝ぼけながらも靴を脱ぎ家の中に入る。
しばらくすると眠気も無くなってきた。
うん、暇だ、することがねぇ。
さっきまでは遊んでる恵瑠たちみて、微笑ましいな〜とかやってたけど暇になった。
テニスでもやりに行こうかとも思ったけど時間的に無理だし、そもそもテニスコートがある場所がわからない。
さあ、どうするかと思ったが、やっぱり暇な時はお菓子を食べるに限るっすね。
と、自分のカバンの元に行き昨日買ったガムと飴を取り出す。
フッフッフッちなみにこのカバン、お菓子用のカバンなので大量にお菓子が入っている。
別にドヤ、ることでもないが
そしてまたソファに座り今は蔵ノ介と遊んでいる恵瑠立ちを傍観しながら棒付きの飴を食べる。
ちなみにイチゴ味。
するとしばらくして疲れきった蔵ノ介がこっちに向かってきて隣に座る。
貴「お疲れー、あの子達の相手するの結構疲れるでしょ」
と、笑いながら言う。
蔵「せやな、流石に3人相手にするんは疲れるわ」
貴「そんな頑張った貴方にこれをあげよう。はい、口開けてー」
そう言うと蔵ノ介は何食わすきや?とか言っていたけど無視、そのまま空いた口に飴を突っ込んでやったよ。
貴「どう?美味しいでしょ?」
蔵「確かに美味いわ、何の味や?」
そういえば適当にとって食わしたから何味とか見てなかった。
そして飴を包んであったラベルを見る。
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作者名:モモモ | 作成日時:2018年5月17日 22時