23.不器用な母 ページ26
なんだか、眠いんだか、眠くないんだかわかんねぇわ。
と、ベッドから起き上がり、座った状態。
貴「うわぁー、夜寝なかっただけでこんなにしんどいんだ。」
なんかちょっとだるい。
熱とかそんなんじゃないんだよ。
ただ、なんか夜ふかししたからかだるいんだよね。
まぁいいや、とりあえず部屋から出よっと。
そう思ったが私は足を止め、立ち止まった。
あー、やっべ、忘れてた。
1週間も泊まるってのになんの荷物の用意もしてねぇ。
至急急いで用意せねば。
と、とりあえずこの時間だったらもうすぐで出発だろうし、お母さんか、お父さんいるよね。
只今の時刻午前6時、出発時刻午前7時
おっし、とりあえずリビングだな。
そして自分の部屋から出てリビングに向かい、扉を開けると、お母さんの姿。
何やら荷物の整理をしているようだが、周りが散らかっている。
これはあれだな、自分一人でやってみたけど、やっぱり全然整理できないってやつだな。
しょうがねぇ、後で手伝ってやるか。
貴「ねぇー、お母さん、荷物入れるバッグってどこあるー？」
そう言うとお母さんは整理する手を止めることなく
静「あー、たぶんAの洋服部屋だったと思う。」
そう言われ私は洋服部屋に向かおうとしたが、
この場所には居るべき人がいないのだ。
あれ？お父さんいなくね？
なんでいないわけ？
もうそろそろ行く時間なのに
貴「お母さん、お父さんは？」
静「なんか、急に抜けられない仕事が出来たとかなんとかで、会社いっちゃったから、お父さん行けなくなったのよ。」
へー、そうなんだー、社長は大変だねー。
まぁ、それはおいといて。
洋服部屋にレッツゴー
と、階段をとぼっていく。
流石に3階はきついぜ。
とうちゃーく
そして中に入る
さー、バッグどーこだ
まぁ、1番考えられるのは押入れだよね。
ってことで押入れオープン！
うっわ、何この押入れ使ってないの？
それもそうか、洋服部屋だし、押入れにしまう必要ないし。
うーん、ないかなー
と、スッカラカンの押入れを隅から隅まで探すと、奥の隅のほうにあった。
そして無事バッグを押入れから取り出し、そのバッグの中に2、3組くらいの服を入れる。
当然お母さんが買っためっちゃフリフリじゃなくって、お父さんが買ってくれたシンプルなやつ。
そんで、あとは私が用意するものもないからリビングに行って、お母さんの手伝いをする。
どうやらお母さん、自分のだけじゃなくちびっこ達のも用意していた。
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作者名：モモモ | 作成日時：2018年5月17日 22時
