変わってしまったこと ページ23
部屋を出た。
小岩井「坊ちゃん、何かご夜食でも作りましょうか。」
秀作「ううん、大丈夫。」
小岩井「ちょうど旦那様にあたたかいスープを作ろうと思っていたので。おかえりになっても夕食も召し上がらず、ずっとお庭の方にいらっしゃるので。。」
秀作「．．．。」
窓から父さんが見えた。
暗い顔で、俯いている。
そして、Aは黙々とピアノの練習をしている。
秀作「A。」
『ん？』
秀作「小岩井がスープ作ってくれるって。一緒に食べない？」
『私はいいよ。』
秀作「Aの演奏久しぶりに聞いたなぁ。」
『うん。』
ピアノの脇の椅子に座り、Aが練習するのを見ながら話す。
秀作「今日さ、尾関とレストランに行ったんだよ。そこにピアニストがいたんだけど、尾関が途中でそのピアノに夢中になっちゃって、説得の方法聞き逃しちゃったんだよね。」
『へぇ....レストランって２丁目の？』
秀作「そうそう。」
『あ、、、なんかごめん。。』
秀作「？？？」
その後は、僕の方を見向きもしないで鍵盤と楽譜を交互に見てとにかく指を動かしている。
秀作「腕痛めて、帰ってきたんでしょ。大丈夫なの？」
『うん。ピアノは指だから。』
なんか改めてAを見ると、本当に３年前に比べて変わった。
少し姉さんに似てきたというか、やっぱり高校生にもなると違うんだなと感じた。
秀作「A。急になんでそんな練習してるの？」
『今日、久しぶりにたくさんの人の前で演奏したの。それで、演奏する前の緊張感とか、演奏した後の拍手とかってやっぱいいなって思って。』
秀作「へぇ＾＾いいじゃん。」
『それにさ・・・』
秀作「ん？」
『博文兄さんも、姉さんも、家族の為に頑張ってるじゃん。でもさ、私はなんにもできてない。。私の演奏が兄さんの出世に直接的に関わることじゃないかもしれないけど、力になれたらなって思って。^^』
Aはやっぱり変わっていないかもしれない。笑顔が可愛い妹。しっかりしている妹。家族思いな妹。A
秀作「……そっか。よし、一緒にがんばろっか。」
『え？』
秀作「ほら、行こう。スープ冷めちゃうよ。」
『うん。......ちょっ。。。』
秀作「あ、ごめん。」
『ごめんなさい。』
つい、３年前と同じように、手を取ってしまった。
でもそれはふりほどかれて、一人でさっさと行ってしまった。
・・・・やっぱり変わってしまったのかもしれない。
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第一部隊 - 占ツク初めてだとは、思えないぐらいおもしろかったです！更新頑張って下さい！ (2018年2月18日 0時) (
レス) id: 9e9a32228e (このIDを非表示/違反報告)
Yuari(プロフ) - .96ガロンさん» ドラマとは違って、15年前に亡くなった設定にしてます。 (2018年1月28日 18時) (レス) id: 9445fac1dd (このIDを非表示/違反報告)
.96ガロン - 16歳だったら、お母さんが亡くなった後に生まれることになりますよ (2018年1月28日 11時) (レス) id: 5be32368dc (このIDを非表示/違反報告)
Yuari(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます＾＾最高なんて言っていただけて本当に嬉しいです！最近忙しくて更新遅くなるかもしれないんですけど、頑張りますね(^−^) (2018年1月27日 18時) (レス) id: 2f25a47ef7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - JUMPでは７のみんなが大好きですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますWESTはピンクと緑と青色ジャス民です (2018年1月26日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuari | 作成日時：2018年1月17日 14時
