説得 ページ20
秀作「もう一本くらいいけるだろ。」
落ち着いたショパンの曲が流れるこのレストランに、僕は後輩の尾関と来ていた。
尾関「先輩、そろそろいいんじゃないですか。」
秀作「え？」
尾関「今日の話ってなんですか？」
こいつには、話があってここに呼んだことを見破られているようだ。もうそういうことなら、話を始めよう。呼吸を整えて、話始める。
秀作「うん、これさあくまでたとえ話として聞いてほしいんだけど、」
尾関「聞きましょう。」
秀作「交際していた二人がいるとする、ケンカして別れることになったんだけど、どうしても返してほしいものがある。」
尾関「相手の家に私物を置いて来てしまったということですか？」
秀作「ん、まぁまぁ、そういうことかな。」
尾関は細かいことまで聞いてきて、たとえ話だからと言うも、続けてくださいとだけ答えてくる。お酒も少しずつ進んでいるようだ。
尾関「炊飯器ですか？」
秀作「え？」
何を急に言い出すだ。
秀作「クイズじゃないから。」
尾関「続けてください。」
まただよ。。
秀作「男はどうしても返してほしいものがあるのに、女は金を払わなきゃ返さないと言っている。しかも法外な金額を要求してきてるわけ。」
尾関「それはおだやかじゃないですね。」
秀作「なぁ、これさ、尾関だったらどうやって説得する？」
尾関「僕だったら、絶対説得なんてしません。」
秀作「いやいや、そうじゃなくてｗ」
尾関「考えてみてください。同棲までいかなくても相手の家に泊まるくらいの関係のお二人ですよね？」
色々、言われてこっちが説得されそうになるも、ノウハウを聞き出すため、一生懸命答えてもらおうと話す。
秀作「たとえ話の世界観の中でこう…絶対に取り返すって話だから。」
そんな時、ピアノが一曲終わり、レストラン全体が拍手に包まれた。
尾関「(ﾊｯ)…やっとわかりました。取り返したいものって彼女の愛情ですね。」
真面目な顔でよくそんな臭いセリフ言えるな。
てか！
秀作「クイズじゃないんだって！」
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第一部隊 - 占ツク初めてだとは、思えないぐらいおもしろかったです！更新頑張って下さい！ (2018年2月18日 0時) (
レス) id: 9e9a32228e (このIDを非表示/違反報告)
Yuari(プロフ) - .96ガロンさん» ドラマとは違って、15年前に亡くなった設定にしてます。 (2018年1月28日 18時) (レス) id: 9445fac1dd (このIDを非表示/違反報告)
.96ガロン - 16歳だったら、お母さんが亡くなった後に生まれることになりますよ (2018年1月28日 11時) (レス) id: 5be32368dc (このIDを非表示/違反報告)
Yuari(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます＾＾最高なんて言っていただけて本当に嬉しいです！最近忙しくて更新遅くなるかもしれないんですけど、頑張りますね(^−^) (2018年1月27日 18時) (レス) id: 2f25a47ef7 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - JUMPでは７のみんなが大好きですこの小説最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してますWESTはピンクと緑と青色ジャス民です (2018年1月26日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuari | 作成日時：2018年1月17日 14時
