私の新しい物語【おそ松さん】

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今日は始めての配達。

2件あるから計画的にいかないと……。

１人目は足が少し悪くてお店までこれない常連のお客様に配達。

悪い印象を与えないようにしないと……。


うぅ、緊張する……。






よし、ここかぁ……。


『えっと、荷物はこれとこれ……よしっ。』



私は全ての荷物をしっかりと抱え家の前に立つ。


これでばっちりと思っていた私がバカだった。

両手がふさがっておりインターホンが押せない。



『失敗した……。』


一回荷物を置こうとすると横から声がした。


「カラ松girlお困りかな?颯爽と参上するカラ松…決まってるぜ……。」

カラ松さんの名前を出しているその人は本当にカラ松さんだった。




そして、カラ松さんはヒーローの様に助けてくれた。



『ありがとうございます、カラ松さん。』



お礼を言うと家から優しそうなおばあちゃんが出てきた。

『あっ、お届けにあがりました。』


「あらぁ、ありがとうねぇ。中まで運ぶのお願いしていいかしら?」



中まで運び、サインを頂くとおばあちゃんは

「あらぁ、こんな可愛らしい子が運んでくれたんだねぇ?重かったろうに、ほんとありがとうねぇ。新人さんかい?」


『はい、まだ入社して日も浅く……配達も今日が始めてで…。』


「だから緊張してたんだね。名前は何て言うんだい？」


『えっと、花宮Aです。』


「Aちゃんかぁ。いい名前だね。Aちゃん、お仕事頑張ってね。」


『…はいっ！ありがとうございます…！』



「じゃあね。気を付けるんだよ。」


軽くお辞儀をして、私はまだ居てくれたカラ松さんの所に行った。



凄く顔に出ていたのか、カラ松さんは笑って迎えてくれた。

「フッ、初配達成功したようだな。」


私は余程嬉しかったのかカラ松さんにピースをして報告した。


するとカラ松さんは心臓を押さえ苦しそうにしていたがすぐに調子は戻り、力になると言ってくれた。


私が是非とお言葉に甘えると凄く嬉しそうだった。


カラ松さんは皆のために何かしてあげたい人なのかな……？



カラ松さんは優しいね。

本物のヒーローみたい。



本当はもっとお話ししていたかったけど次の配達もあるから、残念だけどここでカラ松さんと別れた。

次も頑張ろっ。


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カラ松side

初めは大変な目に会ったものの、今日は運がいい。

それにAにもっと話がしたいと言われた。


これは期待して良いのではないか？

だとすると凄く緊張する……。

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