私の新しい物語【おそ松さん】

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おそ松side

あーあ、また声に出ちゃいそうなくらいAに会いてぇなぁ。

だってよ？Aとの出会いの話し、俺スッゴい短かったんだよ!?

弟達に比べたら一番会ってないんだよ!?


ちょー不公平じゃない!?




ん?あれは………

も、もももももしかして……!!!!



「いたーーーーー！！！」



あ、やべ。

嬉しすぎてでっかい声出しちゃった。

俺の声に驚いたAはビクッと肩をあげて恐る恐る辺りを見回していた。


うん、可愛い。


仕事の邪魔になっちゃうけどこのまま声かけちゃお〜♪


「Aちゃ………ん…?誰だあの男……。」


声をかけようとした瞬間、店から男が出てきてAと仲良さそうに話している。


なーんか高身長でいかにも仕事出来ますみたいなやつ。


どう仲を引き裂いてやろうか……。

ジリジリと妬ましく見ていたら二人は店の中に入っていった。



あっ……。



俺もあの店に入れば良いんだけど……

すっげぇお洒落そうな店に一人でいく勇気はない！！



あーあ、またAが外に出てきてくれないかなぁ…。

A一人だけね！




等と色々考えてたらいつの間にかAの働いている店の近くまで来ていて辺りをうろうろしていた。


はたからみればヤバイやつだろう。



するとAがまた商品であろう荷物を抱え外に出てきた。



よっしゃ……！！



俺は偶然だけど偶然を装うようにAに声をかける。


「あ〜、Aちゃんじゃん！」


後ろから声をかけるとAは髪をなびかせふんわりとこちらを向いた。


良い匂いだった。



『あっ!おそ松さん…!こんにちは。』


俺を見て笑顔で応えてくれた。


遠くからも可愛かったけど近くで見るAはもっと可愛かった。


そして仕事着姿なのもまた良い。


「Aちゃんここで働いてたんだ。どぉ?楽しい？」


『はいっ!とても。まだまだ慣れないことだらけですが……。おそ松さんはお散歩か何かですか…?』


名前は眉を下げて小さく笑った。


「まぁ、そんなところかな〜。歩いてたら偶然！Aちゃんを見つけたから声かけちゃった♪」


『え?…ふふ、何だか嬉しいですね。』


「そう言えば、ここで働いてるのAちゃんだけ?」


『いえ！お店の中にいるあちらの男性と女性のオーナーさんです。』


「……ふ〜ん。そっかぁ。」



その男はこちらに気がついて軽くお辞儀をしてきた。


「…じゃあ、邪魔しちゃ悪いしもういくわ。Aちゃん頑張ってね〜。」

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