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トド松side
心を平常に保ちながらAちゃんと沢山話をした。
初めは慣れずに『トド松さん』とばかりだったが、今では少し恥ずかしそうにしながらも『トド松君』と呼んでくれるようになった。
他の奴らが何処までかは知らないけど、これはもう一番仲が良いってことでは??
そして僕達は時間を忘れ、いつの間にか夕方になっていた。
『あ、もうこんな時間なんですね。』
「ほんとだ。Aちゃんと話すの楽しくてあっという間だったよ。」
『ふふ、私もです。凄く楽しかったです。』
よかった、Aちゃんも楽しんでて。
「またいっぱい話そうね。あ、でももうすぐしたら仕事始まっちゃうのか。」
『そうですね…』
「…Aちゃんなら大丈夫。楽しみでもあるんでしょ?もし何かあったらいつでも連絡して?僕でよかったら相談にでも何でものるから。」
『トド松君……ありがとうございます。その時はお言葉に甘えちゃいますね。』
安心したような笑顔になってくれた。
『…今日はありがとうございました。美味しい物も飲めたしお話しも楽しかったしトド松君は勿論皆さんとても素敵な方ですね。』
そうだった、僕が六つ子の中で最後に知り合ったんだった。
…何か悔しいんですけど。
今さらその感情が込み上げてきた。
……いや、ちょっと待って…
Aちゃん今なんていった…??
「えっ!?いやいや!僕はそうかもしれないけど、他の奴らは素敵って言葉が逃げていく程似合わない奴らだよ!?」
『ふふっ、そんな事ないと思いますが…』
「いやあるから!何かAちゃんが心配になってきた。良い子過ぎで騙されないか心配なんだけど……。…そうだ、もう暗くなってくるし家まで送るよ。何かと心配だし。」
『えっ!?そんな大丈夫ですよ!そんなトド松君に悪いですし…』
「良いの良いの。ん〜…じゃあ、僕がAちゃんを家まで送りたいっ。だから送らせて…?」
『っ…!…わ、分かりました……えっと…ありがとうございます……』
僕が可愛くおねだりした時赤くなったのは気のせいだろうか?
「やった!これでまだ話ができるねっ。」
『あ、ふふ。確かに。じゃあ、よろしくお願いします、トド松君。』
また色んな話をしていたらAちゃんの家についた。
僕達ん家からそんな遠くなかった。
『トド松君ありがとうございます。』
「うんっ、じゃあまたね〜。」
笑顔で手をふる彼女を見送る。
今日は最高の1日だった。
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もなか。(プロフ) - たけまなさん» たけまなさん初めまして、もなかと申します。嬉しいお言葉ありがとうございます…!!では今後も楽しいお話がかけるよう頑張ります…! (2020年10月26日 21時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
たけまな(プロフ) - 初めまして、たけまなと申します。一気に今日まるごと読んでしまいました!(笑)とても面白いです、楽しく読ませて頂きました!今後も応援させて頂きますね(^o^)! (2020年10月26日 18時) (レス) id: 6f25f1091f (このIDを非表示/違反報告)
もなか。(プロフ) - グリノワさん» ありがとうございます!ご期待に応えられるよう頑張りたいと思います…! (2020年10月21日 23時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - もなか。さん» それは良かったです!先程はなんだか気分が落ちているように見えたので何かしたのかなと思ってしまってました。でも何事もなくて本当に良かったです!これからも楽しみにしてます!今の時期は油断大敵なので、適度に休みを入れつつ更新頑張ってください! (2020年10月21日 20時) (レス) id: 99844850a9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか。(プロフ) - 星猫さん» 星猫さん、コメントありがとうございます!極力沢山お話が進められるよう頑張りますね。 (2020年10月21日 19時) (レス) id: aa5b23d2cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか。 | 作成日時:2020年10月13日 1時