天使と悪魔

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次の日、もやぁっとした気持ちで、皆と登校した。


昇降口の所で、さくらちゃんが図書室に行きたいらしく、香里菜ちゃん、瑠美波ちゃん、夏蓮ちゃんと一緒に図書室に行った。


教室に向かう途中、友香がトイレに行きたいと言い出したから、仕方なくトイレの前で立っていた。


「あれ、有希さんだ！」


名前を呼ばれて、ビクッとしながら振り向くと
手をヒラヒラ振りながらこっちにくる鈴ちゃんが。


「今日は１人なんですかー？」


「ううん、友香がトイレ入ってるから待ってるの。」


「そうなんですかぁ！」


なるほど！と嬉しそうにする鈴ちゃんが、可愛らしくてもやもやが少しだけ失くなった気がした。


「じゃあ、先いきますね！また、教室で！」


「うん、じゃーね。」


パタパタとかけていった。


うぅん、さすがモテモテ美少女！


行動１つ１つが可愛い、、、




「おまたせー！」


「あ！もー、おそいっ！」


「ごめんって！」


「まったくー！」



そして、他愛のない話をしながら教室に向かった。









でも、気になって仕方なかった









奏芽のこと。









私のせいで、私のせいで奏芽が、、、そう思うととても辛かった。









ね？私ってずるいでしょ？









自分で奏芽のこと見捨てたくせに、こんな綺麗事吐くんだよ。









もう、やだよ、、、









疲れたよ、、、








　 ｶﾅﾒﾄｾｲﾄｶｲ
こんな、 天使 と 悪魔 の









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