【鬼滅の刃】不死川の継子の物語【不死川実弥】 (ページ4)

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3話ページ4

「何ぼけっとしてんだァ」

『師範』

あれから約2年半。
私は師範に毎日怒鳴られながらも稽古をつけてもらってようやく鬼殺隊に入隊し、
階級も乙にまで昇格した。

師範は稀血でとても特殊な体質を持っている。
それ故に戦い方も若干ぶっ飛んでいるのだ。

師範と初めての共同任務でその戦い方を見たときは正直引いたし
とてもキレそうになった。

もっと自分の体を大事にしてほしい。
前にそう言ったら「お前ぇにだけは言われたくねぇ」と言われてしまった。

私は師範ほど危ない戦い方はしていないけれど。

『柱稽古、始まるそうですね』

「聞いたのかァ」

『蜜璃さんから』

「お前は俺以外の柱から稽古を受けろぉ」

『師範の稽古は？』

「いるかぁ？」

『いいえ』

師範はふんっと鼻で笑ってお茶を啜った。
縁側に置いたお盆にはおはぎも置かれている。

悲鳴嶼さんからの差し入れのようだ。

「しばらくは忙しくなる。しっかり体休めろよ」

『師範も。柱同士の訓練でくれぐれも喧嘩しないでくださいね』

「るせぇ」

師範はケンカっ早いところがある。特に冨岡さん。

それにしても、柱稽古どんな感じになるんだろうなぁ。