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〈TH side〉


ある日。
午前中のボイトレが終わって、みんなでお昼を食べていた時のこと。




JK「はぁ……」




我らがマンネのジョングクが、ため息を着いたのを俺は見逃さなかった。
ジョングクの視線を辿ってみると、そこには案の定Aがいて。





JM「A!!ちゃんとご飯食べなきゃダメだよ〜ほら、僕の分食べて。」





『え!大丈夫ですよ!』





ジミンやヒョン達と楽しそうに会話していた。




JM「またこの前みたいになったら困るからね笑」




JN「お、じゃあオッパのもあげよう!」




HS「じゃあ俺もあげる!」





『そんなに食べれないんですけど笑!?』




あはは!なんて言ってみんなで楽しそうにご飯を食べるA。
ジョングクからしたら、自分が独り占め出来るはずの場所を取られたようで気に入らないのも分かる。






俺はそっとジョングクの隣に行って話しかける。





「ジョングガ、俺のこれ食べる?」





JK「…いりません」





ちらっと差し出したチキンを見たけど、興味ないってフリして自分の分をガツガツと食べる。





意地張っちゃって〜笑
可愛いなぁ、もう。…ヒョン、ちょっと意地悪したくなっちゃった笑







「ジョングガは、Aの事が嫌いなの?」






最近、Aはすごくダンスが上手になった。
まだ少し、か弱さみたいなのは残っているけど、初日と比べたら見違える程安定したダンスを踊るようになって。






振り付けの先生にも褒められたりして、チームとしてはいい方向に向かっているんだけど、たまにそれをジョングガが何ともいえない表情で見ているのを俺は知っていた。







JK「…別に嫌いじゃないです。」







俺の質問に不服そうな顔をしながらも素直に答えるジョングガ。







「じゃあ何でそんなに離れた所にいるの?話しかければいいのに。」








そんなジョングガに俺は追い打ちをかける。







「ホントは仲良くなりたいんでしょ?」






JK「っ?!違います!!」






その言葉に、慌てて箸を落とすジョングガ。
俺はそれを拾うとジョングガに手渡す。







「それともプライドが邪魔して話しかけられない?」





JK「っ!」







図星だったのか、箸を受け取ろうとした手が躊躇う。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , 紅一点   
作品ジャンル:恋愛
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のあ(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!!精一杯頑張らせていただきます!! (2020年2月4日 19時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - めちゃくちゃ面白いです!頑張ってください (2020年2月4日 2時) (レス) id: 4d0761b887 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» そんな風に言って貰えて光栄です(泣)ロゼさんの事応援しながらたくさん更新して待ってます!!頑張ってください!! (2020年1月30日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - ぐわぁぁぁぁぁ 既に涙がポツリと…w悲しい感じの話が好きなんで私には嬉しいですw でも…受験終わるまで没収されるので続きが……読めない…ттあぁぁぁぁぁ… (2020年1月28日 19時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» 楽しみましょう!!!!!作者、悲しい感じのお話しか書けないんですよね…((楽しみにしててください!! (2020年1月28日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のあ | 作成日時:2020年1月14日 11時

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