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Aはありがとうございますと言ってふわりと笑い、ペンを置いてコップに口をつける。
俺はたったそれだけの動きですら、目を奪われそうになる。
「…教えてやろうか？」
『え！いいんですか？！』
何気なく言った言葉に、パッと効果音が付きそうなほど嬉しそうな顔をして、Aは教科書を広げる。
『ここなんですけど…』
「…それ、3代入すりゃ出来るぞ。」
『え？……あ！ホントだ！！』
オッパ頭いいですね！なんて言って次の問題を解くA。
そんなAを見ながら俺は尋ねる。
「ジョングクと口聞かなくなって、どんぐらいだ？」
『……3週間ぐらい…かな、。』
Aはこちらを見ずに答える。
「そんなに嫌いか？アイツのこと。」
『…ううん。そういう訳じゃないんです。……ただ…』
Aはペンを忙しなく動かしていて、止まる気配はない。
ポキっと芯が折れた時、Aはやっと顔を上げた。
『…何て話しかければいいのか、分からないんです。…私が嫌われているのは、分かってるから…』
そう言って、Aは少し苦笑いして再びペンを握った。
「…そうか。」
その言葉を聞いて、半分が安心、もう半分はやっぱりな、という気持ちだった。
そして、Aの事を嫌ってないのは、ジョングクと同じだと思う。
「…お前は、嫌われてねぇよ。」
気付いたら、そんな言葉を口にしていた。
『…オッパが言うと、なんかそんな気がしてきますね笑』
なんて事を言って、Aはふふっと笑う。
そして俺達は、再び勉強に戻った。
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のあ(プロフ) - いちごさん» コメントありがとうございます!!とっても嬉しいです!!精一杯頑張らせていただきます!! (2020年2月4日 19時) (
レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - めちゃくちゃ面白いです！頑張ってください (2020年2月4日 2時) (レス) id: 4d0761b887 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» そんな風に言って貰えて光栄です(泣)ロゼさんの事応援しながらたくさん更新して待ってます!!頑張ってください!! (2020年1月30日 7時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - ぐわぁぁぁぁぁ 既に涙がﾎﾟﾂﾘと…w悲しい感じの話が好きなんで私には嬉しいですw でも…受験終わるまで没収されるので続きが……読めない…ттあぁぁぁぁぁ… (2020年1月28日 19時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» 楽しみましょう!!!!!作者、悲しい感じのお話しか書けないんですよね…((楽しみにしててください!! (2020年1月28日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあ | 作成日時：2020年1月14日 11時
