No.73 ページ24
あたしの乗っていた車が、キキッと音を立てて事務所の前に止まる。
ガチャと扉が開き、あたしは車から出る。
あぁ、今日もまた同じような一日が始まる。
その息苦しさから逃れようと、一瞬だけ空を仰いだその時_______。
「っヌナ！！！！！」
誰かの大声と共に、身体に強い衝動を感じる。
何事かと焦って見ると、あたしを強く、強く抱きしめるジョングクがいた。
それだけじゃない、あたしの周りにはアイツから守るかのようにみんながいた。
「……何してるの」
だけどあたしの口からはまた、こんな言葉が飛び出る。
でもそんなのは、みんなは気にしてないようだった。
TH「ヌナを…迎えに来た。」
「…だから頼んでないって言ってるでしょ？」
JM「頼んでなくても、僕達がヌナといたいんだ。」
ガラガラと、あたしの中で何かが音を立てて崩れていく。
「…意味が分からない」
HS「もう、嘘をつかなくていいんだよ｣
NJ「戻ろう。俺たちの家に。」
…もしかしたら、期待しないとか諦めたなどと言い聞かせて、あたしはずっと待っていたのかもしれない。
JN「ずっと、気付いてやれなくてごめん。」
YG「もう二度と、俺達の傍から離れるな。」
JK「Aヌナ、愛してるよ。｣
彼らのその暖かい言葉に
“あたし”の頬を暖かい雫が流れた。
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みんぎ ARMY - のあさんの小説、好きです！ (2020年5月15日 10時) (
レス) id: 0f2332ca0a (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - さゆみさん» ありがとうございます！ぜひ他の作品も読んでもらえると嬉しいです！ (2020年3月30日 19時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
さゆみ - とてもいい話で感動してずっと泣いてました！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: 30b5ba8ba9 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - ロゼさん» ありがとうございます！！！！感激です…！ (2020年1月17日 6時) (レス) id: b3b5882682 (このIDを非表示/違反報告)
ロゼ - 新作も読ませて貰いますw (2020年1月16日 22時) (レス) id: e951c39958 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘塩爺 | 作成日時：2019年12月27日 12時
