余裕 ページ40
緑side
カシャッ
振り向いた瞬間音が鳴った。
｢え、なに？撮った？｣
スマホを横に構えたしげが、ニヤッと笑う。
赤｢可愛ええ写真撮ーれた。｣
｢何勝手に撮ってんねん笑｣
今日くらいええやろ、と笑う彼にチョコバナナを1本手渡す。
赤｢え、てか3本は多ない？笑｣
｢俺が2本食べるからええの｣
甘いもん好きなんかわええなあなんて言われて、
なんだか今日は一段と距離が近い気がする。
｢そういえば花火どこで見るん？｣
赤｢んー、内緒｣
｢なんやそれ笑｣
赤｢ちゃんと決めとるから、期待しとっ.....うお、あぶな｣
話しながら歩いとると、前から来た人と少し肩がぶつかってよろけてしまった。
チョコバナナで両手が塞がっとるせいで、自然としげに支えてもらう形になる。
｢ご、ごめん。ありがと｣
赤｢智洋さん危なっかしいなあ。手繋いどく？笑｣
予想もしてなかった言葉に一瞬で顔が赤くなるのがわかった。
｢な、何言うてんねん笑そんな子供やないわ｣
赤面しとるのがバレないように俯きながらチョコバナナを頬張る。
なんで今日そんな余裕そうなん。
ほんま、調子狂う。
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どうも、作者です。
いつも読んでくださりありがとうございます。
1週間程更新できず申し訳ございませんでした泣
また2、3日ごとに更新できると思うのでこれからも引き続き読んでくださると嬉しいです！！
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作者名：もちもち子 | 作成日時：2020年7月5日 22時
