憧れのあの人に。続【JW赤×緑】 (ページ35)

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電話ページ35

緑side

はあ、今日は一段と疲れたな。

お風呂から上がりソファに座ってくつろぎながら今日の出来事を思い出す。

あんまり知らない子からの告白。

さすがにNOと言うことに迷いはなかったけど、色々と複雑な気持ちになった。

最近、しげ冷たいんよ。

ブーッブーッ

机に置いとった携帯が鳴る。

重い腰を持ち上げて取りに行くと、今考えとった人の名前が表示されていた。

｢しげ、！？｣

慌てて電話に出ると、いつもより少し低めなしげの声。

赤｢もしもし？智洋さん？｣

｢あ、もし、もし｣

電話をするのは初めてで、異様に緊張してしまう。

｢ど、したん？｣

ドキドキする心臓を抑え、息を整える。

赤｢いや、大したことないんやけど、さ｣

あっちも少し緊張しとるのかゆっくりと途切れ途切れ話しとる。

赤｢花火、明後日やなあって。ほんまに行ってくれるんかなって、思って。｣

｢行くに決まっとるやん！！｣

つい食い気味に答えてしまった。

めちゃくちゃ楽しみにしとるみたいやん。

まあ、そうなんやけど。

赤｢ふふ、良かった。明日も会社休みやし、待ち合わせ場所とか決めなあかんなって。｣

安心したのかいつもの調子に戻っとって、こっちも緊張が解ける。

｢そやな、決めよっか｣

なんか、デート前のカップルみたいや。