憧れのあの人に。続【JW赤×緑】 (ページ30)

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色々ページ30

緑side

さっき皆に話したのはほんの一部。

実際は他にも色々あってん。

さっきも言った通り家まで送って、俺が帰ろうとした時に抱きついてきたんやけど

そこから吐かれるまでもっとあって。

｢あーもう、酔いすぎや。離れて｣

赤｢嫌や。離れへん。｣

しげが駄々っ子みたいになってもうて、1分くらいやいやい言い合っとったら、突然静かになったんよ。

赤｢なあ.....智洋さん？｣

｢.....なに？｣

赤｢好き｣

その瞬間ちょっとドキッとした。

いや、わかっとるよ。酔った勢いやって。

でも、至近距離で目が合っとって、

なんとなく危ない予感はしたんやけど、身動きが取れんくて。

そのまま、唇が重なった。

まあそこまでは別に良くて、いや良くないけど、ちょっと黙って聞いてや濵ちゃん。

やっぱりしげは酔っとるから、こう、ぐいぐい来るわけよ。

長い間唇が離れんくて少し抵抗しようとしたら、耳に冷たい感触があって。

そのまま耳を撫でられながら唇の間に舌が入ってきて。

これはあかん、って思って肩を突き飛ばしてもうてん。

たぶんピアスはその時に緩んでたのが外れたんやと思う。

んで、しばらく沈黙があってからまた軽く抱きついてきて。

｢ごめん.....嫌だったわけやないから。｣

顔を見るとすごく悲しそうやったから謝ったんやけど全然反応がなくて。

赤｢.......むり。｣

突然そう言い残して盛大に吐いた。