憧れのあの人に。続【JW赤×緑】 (ページ20)

今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:120,781 hit

しっかりページ20

緑side

久しぶりやから、しげが来た瞬間テンションが上がってまう。

明らかに声のトーンがちゃうし、口角も上がってるのが自分でもわかってめちゃくちゃ恥ずかしい。

俺、ほんまわかりやすいなあ笑

青｢神ちゃん、こここれでええ？｣

｢ん、んー、ここもうちょっとこっちで....よし！これでおっけー。｣

青｢はは、ほんま几帳面やなあ笑｣

ニヤケを抑えながら流星と飾り付けをする。

チラッと目線をしげの方に向けると真剣な顔でやっとって、また口角が上がってしまった。

橙｢もんちー、ちょっとこっち手伝って.....って、なにニヤニヤしとん｣

｢えっ、あ、なんもない！そっち手伝うな！｣

こんなわかりやすかったら周りにバレるのも時間の問題やろうな。

もう後戻りできないってわかっててん。

俺の頭ん中はもう来週の花火のことばっかりで。

その日がしげの誕生日やってこともあってソワソワしっぱなし。

あいつ、自分の誕生日ってわかっとって誘ったんかなあ。

またしげの方に目線を向けると、バチッと目が合う。

彼は少し首を傾げた後、ニコッと笑ってきた。

｢......っ、ずるいねん｣

橙｢.....おーい？それもう沸騰しとるで｣

彼のそのかわいい笑顔に心臓を撃ち抜かれ、手が止まってしまい照史に怒られる。

あー、しっかりせなあかんな。

明日からまた仕事やし、大人なんやから恋愛のことばっかじゃだめや。

気を取り直し、しげのことは一旦考えへんようにして料理にとりかかった。