憧れのあの人に。続【JW赤×緑】 (ページ11)

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あの頃ページ11

赤side

高校生の純愛、って.....笑

橙｢しげはさ、もんちのこと好きなんやろ？｣

｢えっ、いや、あのー、そのー、｣

橙｢今更むだやって笑みーんな気づいとるよ｣

みんな気づいとるん.....？

｢じゃ、じゃあ、智洋さんも｣

橙｢それはわからんけどなあ｣

そういえば昨日、｢しげは俺のこと好きやもんなあ｣
って言っとったな。覚えとらんやろうけど

てかそもそも距離置く前は好きアピールしとったんやった。そりゃ気づくわな笑

｢うん、智洋さんのこと好きやで。3年以上前からずーっと。｣

橙｢3年かあ.....あれからそんな経ったんやな｣

｢え、照史くん知っとるん？元々知っとったこと｣

流星は元々知っとったし、小瀧と濵ちゃんには言っとったけど、淳太くんと照史くんには言っとらんかったはず。

橙｢あー、あんなあ.....｣

照史くんがあの頃について話し始める。

あの時、智洋さんは会社が嫌やったらしい。

高卒で大手企業に入るのが珍しかったのと、努力を表に見せなかったせいで僻む人が多く

照史くん繋がりで社長にも可愛がられとったからコネ入社だ、顔立ちと見た目の派手さから顔審査だ、なんて言われとって

仕事のやりがいも感じられず淡々と任されたものをこなす毎日で。

そんなある日、すごく良い顔で帰ってきたことがあったらしく

それが俺と出会った日。

智洋さんはイキイキとした顔で｢俺と同じとこ働きたいって言ってくれた子がおってん！待っとってやって！｣と照史くん達に報告したらしい。

そこから仕事が楽しくなって積極的にこなすようになり、これまで以上に才能を開花させ、今に至るんやって。