さよならの挨拶。 ページ4
Aは服装を整え、両足を揃え、姿勢を良く立った。そしてすぅっと息を吸い、
A『A・イーシス、村のみなさんの期待を背負い、魔法騎士団入団試験へ行って参ります。たとえ、辛いことがあったとしても…っ…みんなと過ごした日々を支えに、この国を支えていきます。いままで、ありがとうございました…っ！』
目頭に涙を溜めながら村の人達に向かって勢いよくお辞儀をした。
村を代表してAの恩人でもあり、家族でもあるレイドが顔を上げたAをそっと抱きしめた。
レイド「お前は、村の誇りだ。正々堂々、勝負して自分の道を作ってきなさい。辛かったら、戻っておいで」
A『はい…っ！』
レイド「ほらほら！時間がないよ！いつもの笑顔を見せて！」
レイドは涙でぐずぐずになったAの顔を自分の服でゴシゴシこすった。
A『えへへ…遅れそうなのもお爺様のせいじゃないですか…っ！…お爺様、大好きです』
レイド「私もだよ。最後に一つ、覚えておきなさい。…優しく、努力の惜しまない人でありなさい」
A『…はいっ！！』
Aは手を振りながら歩き始めた
A『行ってきまーす！！！ラリーヌ村、ありがとう〜〜〜！！』
村の人「「行ってらっしゃーーい！！」」
＿辛いこと、悲しいこと、諦めたくなること、いろいろなことがあるかもしれない。でもね、それでも私は歩き続けるよ。お爺様。
〜その後〜
レイド「うわあーーんっ、A〜〜〜ッ」
レイドは、大泣きしていた。
レイド「あの子は可愛くて可愛くて、私の自慢の娘なんだよおおおっ！Aの良いところ何個浮かべられると思う？！」
村人A「えっと…100こぐらい…？」
レイド「そんなんじゃ足りるわけないよ！！！…ぐすんっ…可愛いところとか、優しくところとか、お爺様♡っていつも呼んでくれるところとか、おはようございます、おやすみなさいって言ってくれるところとか、虫がいると泣いちゃうところとか、私に文句を言ってくるところとか(？)、苦手なことが少ないところとかね、うんうんうんっ」
使用人「……」
レイドのAの自慢話は日が暮れるまで続いた。
村人達(((あぁ、この人絶対、親バカだ……)))
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EMIKO(プロフ) - イラスト描いて良いですか？ (2019年2月26日 10時) (
レス) id: 04697b5525 (このIDを非表示/違反報告)
アラバ - 毎回最後に次更新する曜日を書いてほしいです。スマホを頻繁に見れないので………この小説とても好きです。これからも頑張ってください！ (2018年8月7日 11時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
なつき†夢猫(プロフ) - ここまでとても面白いです！！ 続きがとても気になるので更新楽しみにしてます！！ (2018年6月17日 1時) (レス) id: 064dd87fe8 (このIDを非表示/違反報告)
もーちゃん(プロフ) - はらさん» 申し訳ありません！確認不足でした。ご指摘ありがとうございます(;_;) (2018年5月4日 18時) (レス) id: e06b9e8378 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー編集画面のキーワード設定の下をよーく読んで下さい。そしてフラグ外して下さいね (2018年5月4日 18時) (レス) id: 04ab53e3cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mochan | 作成日時：2018年5月4日 18時
