フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《31》天の使者 ページ32

《Aside》



「やめなさい、A」



『ええっ！いいとこじゃんかぁあぁ』







建人に制止されて、少しむくれて一歩下がる。



しょうがないなぁーと言った悟さんが、



サングラスを取っ＿＿



……え、やば



…え、ん？








『………えと、天国からの迎え？』



「面白いこと言うねぇ、Aちゃん」








いや、やばい、これはやばい。



すごすぎやしないか？



呆気に取られれば、建人が溜め息をつくのが見えた。



でも、そんなのどうでもいいくらいカッコよかった。








『…まさかの王道イケメンですか』



「です」








です、と言ってピースする悟さん。



ピースでも輝かしいってもはや才能だわ。








『…あ、あの、



こういう言い方は失礼だとは思うんですけど、



日本人ですか…？』



「うん、僕は日本の名家の出だよ。



両親どっちもTHE日本人って顔してる」



『待って、この美貌でお坊ちゃまなの？』



「そうだね、うん、そういうことになる」



『…御三家、御三家！！』



「おっ、御名答、よくわかったね」



『てことは特級！？』








特級！！



確か呪術師の中で一番上の階級。



建人から教えてもらった、御三家やら五条の六眼やらの、



そういった情報を繋げて口に出せば、まさかの特級。








『えっ、…え、国家転覆出来るんですか』



「…この人なら地球滅ぼせますよ」







そう言ったのはウニ頭の男の子。



隣で頷く建人に、ピンク髪に可愛い子。



…えなにそれ。



お金持ちでお坊ちゃまで顔面ある意味兵器で強いとか。








『最強じゃないですか』








そういえば、悟さんが目を見開いた。

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