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《22》あの子がほしい ページ23

…夜。



珍しくコンビニに行けば、偶然、七海が駐車場の傍で、



佇んでいるのが見える。



ブラックコーヒーを片手に、少し緩む口元が、



羨ましくてしょうがなかった。



だから、思わず声をかけてしまった。









「なーなみん」



「…五条さん、お疲れ様です」



「お疲れ。



…今日は、随分と楽しそうだったじゃん」



「…えぇ、Aと会えたのが久しぶりだったもので」



「あの子とどういう関係なの?」



「…幼馴染、です。



彼女は術式も特級に匹敵するレベルのものを、



生まれつき持ち合わせていますが、



彼女にこんな危険な世界に踏み込んで欲しくなくて。



夜蛾学長から許可を頂いて、高専には通わず、



知識だけ持っておくように、と伝えてあります」



「…大事なんだねぇ、あの子が」



「…えぇ、彼女は大事にしたいですから」



「……ね、彼女の連絡先、僕に教えてよ」



「…はっ?」









和やかだった七海の顔が、サッとしかめっ面に変わる。



今までにない殺気を感じて、思わずたじろいだ。



でも、悟られてたまるか、といつも通りのテンションを押し通す。









「あの子、凄い可愛かったじゃん、



僕タイプだったからさ」



「…あなた、昔女性関連は遊び歩いてましたよね?」



「いつの話してんの、流石にやめたよ、教師だよ?」



「…嫌です」









頑なに首を縦に振ろうとしない七海。



そっかー…、と言って下を向こうとすれば、



七海が話を続ける。

《23》あの子がほしい→←《21》可愛い【幼馴染】



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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 七海建人   
作品ジャンル:恋愛
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三井葵(プロフ) - 主人公がまさかの日本三大怨霊の一人崇徳天皇の末裔だったとは驚き桃の木山椒の木(←古いギャグ(笑)) (4月3日 20時) (レス) @page46 id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - やばい凄く好みなお話です…めちゃハマってしまいました…笑昨日から見始めて続き読んでたらたまたま話が更新されててすぐ続き見られたの嬉しい…続きゆっくり楽しみにしてます! (3月12日 2時) (レス) @page37 id: 0539db3d38 (このIDを非表示/違反報告)
三井葵(プロフ) - 野薔薇可愛いすぎますね!更新頑張ってくださいね! (3月10日 20時) (レス) @page31 id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
鍵ホーム(プロフ) - 面白い!!(゚∀゚)続きまってます!頑張ってください! (3月9日 15時) (レス) id: 9881f6affa (このIDを非表示/違反報告)
アジア人の末裔 - メッセのやり取りの五条せんせーの僕レベルになると〜がめちゃくちゃツボにはまりました…!! (3月7日 21時) (レス) @page7 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御手洗ネコ | 作成日時:2024年3月3日 21時

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