フレ申したら、相手が最強だった件【呪術廻戦】

《19》七海と綾城 ページ20

「…今までご迷惑をおかけしました」



『いやいや、元気になったなら何より。



…それにしても、どうしたの？』



「…あなたに似た、笑い方をする女性に出会いまして」



『…私に？』



「はい、結局転職することに決めました」



『転職…、あれか、あのキモいのを祓うやつね』



「そうです。



…改めて、精神面のサポート、ありがとうございました」



『大丈夫大丈夫、



…でもどうしたの建人、なんかいきなり女性扱いとか、



1番女性として見れませんくらいのこと、



言ってなかったっけ』



「…言いましたよ、言いましたけど。



それとこれは違うじゃないですか」







あの転職する、の宣言の日から、よく笑うようになった建人。



建人が言う、



1番頼りなくてウザいけど頼れる先輩、



とやらも気になるし、



祓う術を持ちつつも、



それ関連をなにも学ばなかった私としては、



建人の職場は結構気になっていた。



だから、前より兼ねて、



連れて行って！、と懇願していたわけである。



そうこうしているうちに、



ゲーム内サーバーが復帰を果たすことなく、



1週間経つ。



前代未聞過ぎて、毎日ネットニュースはほぼそれだ。



約束の日、家を出れば、



なんか知らない人と黒い車が止まっていた。



…うわ、ヤクザみたいな人、本当にいるんだ。



危険危険、と横を通ろうとすれば、スーツの、



いかにもモブ顔？の人に呼び止められ、



迎えの車だと言われた。



…あぁなるほど、これが迎えか。



ありがとうございます、と頭を下げれぱ、建人のいう



【呪術高専】に、私は連れて行かれた。

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