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「久しぶり。」
何日か周辺の聞き込みをして、伍代を見つけた。
声をかえると少し驚いた表情をしていて、覚えてくれていたと嬉しくなる。
「なに、また喧嘩売りにきたのか。」
「………たまたま通りかかってあんたの姿見えたから。」
探してたなんて口が避けても言えない。
「あっそ。」
「………ね、これからカフェ行かない？甘いもの好き？」
「は？」
「駅前に美味しいワッフルやさんがあるの。着いてきてよ。カップルで来たら半額してくれるらしい。」
「なんで俺が…」
「いいじゃん。暇でしょ？」
「暇じゃねぇわ。」
拒む彼を説得して、無理やりカフェに連れていった。意外と甘いものは好きらしくておいしいと喜んでいて、口数少ないかと思っていた彼とは意外と話が合い、カフェで結構盛り上がっていた。
その日をきっかけに彼のいる場所に何回か通った。たまに絡まれて喧嘩に巻き込まれるけど一緒にいるだけで楽しくて、幸せで、好きという気持ちだけが日に日に募っていく。
でも結局、友達にはなれたけだ進展のないまま高校生活を迎えることになってしまった。
※高校生活
「剛、おはよう。」
「おう！」
高校に行く道のり幼馴染みの剛に会う。
「うわーめっちゃ別人。」
「だろ？」
難破剛。家が近所だったことで、彼とは一緒にいることが多かった。地元で一番強い彼と仲良くしてたことで、喧嘩に巻き込まれ、でも結局は助けてもらってばかりで私じゃ勝てない最強のヤンキー。普通の学生生活をしたいと家族には言えずに、外で髪を黒く染め、制服に着替え普通の高校に通うと聞いていた。
「よかったね。白百合行けて。」
「おう。てかAこそ雰囲気変えすぎだろ。」
彼のいうとおり、私もイメチェンした。
中学時代、染めてた金髪もダークブラウンに変えゆる巻きに。全くしてなかったメイクも雑誌でモテメイクを研究し、派手にならないようナチュラルにこの日の為に仕上げた。
「いい感じでしょ？」
「おぉ、めっちゃいいな。つーかそれで市松行くとか心配だわ。なんで、市松にしたんだよ。１人じゃ危なくねぇか。」
剛が心配してるのも、私の通う市松はかなり荒れていて、そこら辺のヤンキーしかいないと有名な学校だから。
「ほら、前話した彼が市松行くっていうから。」
「あーあの喧嘩強いっていう男だろ。」
「そうそう。」
「まぁ、そいついるなら大丈夫か。本当気を付けろよ。」
「うん、わかってる。」
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みお(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年6月25日 22時) (
レス) @page13 id: a084972b78 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - こんにちは！急なんですけどなんか最近伍代くん関連の作品キスシーン多くないですか？妄想が止まらなくて読むたびにカッコいい伍代くんに半殺しにされてるんですけど…。これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年6月18日 13時) (レス) @page4 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優奈 | 作成日時：2022年5月9日 23時
