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「彼女になんか用？」
「え、伍代？」
こちらに歩いてきた伍代は私と相手の男の間に入り、状況を察したのか私を隠すようにして前に出る。
「伍代ってもしかして市松の……？」
「だったらなんだよ。なんか用あんのか。」
「いや、知らなかったんで、すみません、帰ります！」
男は伍代の名前を聞くと、慌てて逃げていった。
「…助けてくれてありがとう。伍代帰ったんじゃなかったの？」
「コンビニ入るとき、あの男が吉川のことずっとみてるのが気になったんだよ。」
「え、だから、待っててくれたってこと？」
「まぁ、暇だったし。つーか、あいつ、いつもいんの？」
「うん、まぁ。でも今日伍代みてビビってたからもう大丈夫だよ。ありがとう。」
あんなことがあったから送ると言ってくれて家までの道を一緒に歩く。
会いたいってずっと思ってたから、今隣にいることが嬉しい。
「こないだ、電話なんの用事だったわけ？」
「え？」
「いや、電話かけてきてなんかすぐ切ったからなにかと思って。」
「遊びに誘おうと思ったんだけど、女の子と一緒だったから邪魔しちゃ悪いかなって思ってやめた。」
「あぁ、そういうことか。」
「……あのさ夏休み忙しい？」
「いや、別に。」
「花火大会一緒に行こうよ。」
「花火？」
「って、もう他の女の子と約束しちゃってたりするよね……」
「してねぇよ。行こうぜ、花火。」
「ほんと？」
「あぁ。」
「ありがとう！！楽しみにしてる！絶対忘れないでね！！」
次の日、バイトが終わって店を出れば伍代が待っていた。
昨日のことを心配してくれていたようで、そのまま家まで送ってくれた。
その次の日も店前で待ってくれていたときは、さすがに申し訳なくて、断ったけど、暇だからといわれ、そのまましばらく送ってくれる日が続いてしまう。
帰り道10分くらい。
普段バイクのはずの彼は歩いてきてくれて隣に並んで一緒に歩いて帰ってくれる。
その時間がすごく楽しくて、嬉しくて、もっと長くいれたらいいのにと思っていた。
……
「いただきます。」
「どうぞ！」
そんな日が何日か続いたある日、お礼をかねて、家に招待した。カレーを昨日作りすぎたから食べてほしいなんて理由を作って。
伍代の家はお母さんが仕事でほとんどいないらしく、コンビニ弁当を食べてることがほとんどらしい。
心配になって食べる彼の反応を窺ってしまう。
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みお(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年6月25日 22時) (
レス) @page13 id: a084972b78 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - こんにちは！急なんですけどなんか最近伍代くん関連の作品キスシーン多くないですか？妄想が止まらなくて読むたびにカッコいい伍代くんに半殺しにされてるんですけど…。これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年6月18日 13時) (レス) @page4 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優奈 | 作成日時：2022年5月9日 23時
