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「伍代は家もシュッとしてんだなぁ。な、松。」
剛に伍代のお見舞いに行こうと誘われ愛犬松とともに伍代の家に押し掛けた。
タワーマンションの上層階にある部屋はモデルルームみたいできれいすぎて緊張してしまう。
伍代とはあの日ぶりで、腕はまだ治ってないけど、元気そうな姿に安心した。
「難破くんだったけ？
うちの直樹をあんまり悪い遊びに誘わないでね。」
「おいてめぇ！俺のツレによくもそんなことを！」
そう怒鳴る伍代の頭を剛はひっぱたく。
「なにすんだよ！」
「ごめんなさいは？」
「………は？」
「ごめんなさいって言えよ！」
「………ガキか。」
「ごめんなさい。」
代わりに謝った剛の様子をみて、伍代のお母さんの表情が優しくなった。
…………
「ねぇ、Aちゃんは直樹と付き合ってるんでしょ？」
「いや、違うんですよー」
美味しい料理をたくさんご馳走になり、食べ終わった頃にはお母さんはワイン片手にかなり出来上がっていてベロベロ状態。
伍代と剛は食べ終わると離れてリビングのソファに移動していた。私はお母さんからさっきから質問責めにあい、ダイニングに残っていた。
「直樹のこと、よろしくねー直樹が選んだ人があなたで本当によかったわ。」
さっきから恋人とは否定してるのに酔っぱらってるせいで全く聞こえておらず、勘違いしたまま話は進んでいく。
最初は私に対してもあまり良い顔してなかったけど、話してるうちに態度が変わり、好意的になってくれて少し嬉しかった。
「直樹にはね、寂しい思いさせちゃってるの。私が仕事で忙しくてほとんど家にいないから。だから、あなたみたいな存在がいてくれて本当によかった。」
「いや、だから残念ながら付き合ってはなくて、」
「本当にありがとう！はい、グラス持って！かんぱーい！」
伍代のお母さんに渡されたグラスを持つとカランとグラスが当たる音。
「ほら、飲んで飲んで！」
言われるまま口をつける。結構飲んでるけどもう止めた方がいいよね？そう思いつつも楽しそうなお母さんに私まで流され、一気に飲み干した。
あれ、さっきと同じの飲んだよね？
こんな苦かったっけ？口の中に残る苦味に違和感を覚える。
そして、急に喉が熱くなる感じを最後に意識が途切れた……
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みお(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです！更新楽しみにしてます！ (2022年6月25日 22時) (
レス) @page13 id: a084972b78 (このIDを非表示/違反報告)
みゆり - こんにちは！急なんですけどなんか最近伍代くん関連の作品キスシーン多くないですか？妄想が止まらなくて読むたびにカッコいい伍代くんに半殺しにされてるんですけど…。これからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2022年6月18日 13時) (レス) @page4 id: 62691ac6fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優奈 | 作成日時：2022年5月9日 23時
