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ウォヌさんは軽口でも言いに来たみたいだけど、おそらくそれだけじゃない。
多分この人もこの人で優しいんだと思う。
私が女一人になったことで、みんながどう思ってるかを伝えに来てくれたんだろう。
この人の話を聞くからには歓迎してくれているらしい。
少しだけ、ほんの少しだけ自身が無かった。
女が一人になったのなら、そのまま放り出される可能性もあったからだ。
だからこそわざわざこうやって、何でもないような顔をして私に言いに来てくれたはず。
……うーん、そうだと思いたい。
「A、そういえばハーレム状態だな」
「なんでそんなに恐ろしい単語を出してしまうんですか」
「だってそうだろ？」
「そんな風には思わせません。女が同性を見る目はウォヌさんが思ってるよりずっと厳しいんですから」
「へえ」
「とりあえず作戦会議を立てないと」
「誰と？」
「会社の人から外部のメイクさんや衣装部の人まで、これから関わる内部の人間全てを味方に付ける必要があります」
「そんな事出来る？」
「しなきゃ死活問題なんです」
「確かに」
一人になったことで考える事だけは増えた。
今まで目を逸らしていた事だってちゃんと行動に移さないといけない。
ウォヌさんが様子を伺うように、悩む私の頬を親指と人差し指で摘まんできた。
それを振り払うことなく考える。
一応年上なので、多少の戯れは許すことにした。
私から見れば意味の解らないこの人も、女の子たちはきっと恋をしてしまうんだろう。
だとしたら、裏はともかく表で近付きすぎるのも危険だ。
かと言って全てから離れると「グループの一員」としての存在意義を失ってしまう。
まだあの兄がいるというアドバンテージがあるだけマシか。
「とりあえず、みんなから遅れを取らないようにしないと」
「頑張れ」
「……ちょうどよかったウォヌさん、ダンスの位置で確認したいことがあったんですよ」
「そろそろ帰ろうかな」
「もちろん付き合ってくれますよね？心配してきてくれたんですよね？」
「ばか、そんな訳がないだろ」
「またまた、ほら三十分だけ」
「おい……」
「それが終わったら明るい顔でみんなの事を慰めに行ってあげますから」
「本当はお前が慰められる方なのにな」
そう言って「仕方ない」とウォヌさんが立ちあがる。
さすが家でも兄をやっているだけあって、年下にはなんだかんだ甘いんだ。
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NU'EST W - HELP ME Win #1 Ver→←４
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みみ - ま、まって...!姿見に星が写っててカメラ持って拗ねてるってセブチのバラエティかなんかで見た、、！笑既視感！！ (2020年9月25日 7時) (
レス) id: 54f59f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。頑張ります！ (2019年11月27日 8時) (レス) id: c619cb401b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - セブチ大好きです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年11月26日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ワナワンとBTSとセブチ大好きです最高です (2019年10月3日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ky3mzkさん» ありがとうございます！むしろその三組しか出さないんですが、またお暇なときにでも楽しんでもらえるとうれしいです！ (2019年8月14日 21時) (レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの | 作成日時：2019年7月30日 13時
