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その子が出て行った翌日、つまりは今日の朝。
正式に退社の届け出が受理されたと聞いたのはつい二時間ほど前だ。
その話を聞かされた私は練習室から一歩も動けずにいたけれど、ここから離れようと思うより先に練習室の扉が開いた。
「A、ここにいたのか」
そう言って入って来たのはウォヌさんだ。
いつもと同じように、何の感情も無さそうな顔で私に手を振ってくる。
むしろ少し眠そうだ。
もっとこう……
こういう時は悲痛な顔をするべきなんじゃ……
「お前、ついに女一人になったんだってな」
そう言いながら、ウォヌさんが私の隣に寝転がった。
立てた細い腕で頭を支え、座ったままの私を見上げてくる。
その表情はなんだか楽しそうにも見えた。
「まあ、そうなるだろうとは思ってましたけど」
「オレもそう思ってた」
「やっぱり？」
「ヒョン達はめちゃくちゃ焦ってたけどな。お前の兄ちゃん達も」
「女二人になった時もひどかったしなぁ……」
「作戦会議してたぞ。他にここへ入って来れそうな女子はいるのかって」
「いないでしょうね」
「だよな」
ウォヌさんはやっぱり楽しそうに笑う。
なにがどう楽しいんだか私に言ってみて欲しい。
肩を竦めながらわざとらしく溜息を吐き出せば、ウォヌさんが私を見上げて尋ねてきた。
「Aはどうする？」
なるほど、この人はこれを聞きに来たのか。
大方、他の人達から託されてしまって渋々引き受けたんだろう。
それかジャンケンに負けたか何かだ。
「私は一人になっても辞めないですよ。せっかくここまで命を削っているのに、どうして今更手放そうと思うんですか」
「よかったよかった」
「申し訳ないんですけど、ウォヌさん。もう少し心を込めてもらえません？」
「よかった〜」
「悪くなってる……」
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みみ - ま、まって...!姿見に星が写っててカメラ持って拗ねてるってセブチのバラエティかなんかで見た、、！笑既視感！！ (2020年9月25日 7時) (
レス) id: 54f59f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。頑張ります！ (2019年11月27日 8時) (レス) id: c619cb401b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - セブチ大好きです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年11月26日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ワナワンとBTSとセブチ大好きです最高です (2019年10月3日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ky3mzkさん» ありがとうございます！むしろその三組しか出さないんですが、またお暇なときにでも楽しんでもらえるとうれしいです！ (2019年8月14日 21時) (レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの | 作成日時：2019年7月30日 13時
