ファン家のマンネは紅一点

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勿論そう言った本人に悪気はない。
ソロでも出来ると言ったのは、むしろ純粋な称賛としての意味合いが強い。


それでもAはオレ達と進む道を選んだからこそ、浮きたくも無ければ溶け込んでいたいと思っている。

誰よりも異質な存在で在りながら、誰よりも「グループの一員」と言う状況に執着しているように見えた。
それを辛く思ってしまう反面、どうしようもなく可愛くもある。





JS「仕方ないでしょ。デビューした時のこと忘れたの？」

SG「ハニヒョンとAヌナに『可愛い衣装を着せろ！』って色んな方面から大分怒られたじゃないですか、諦めてください」

SC「ハニの分まで頑張ってくれ」

__「ひどい」

JN「制服、似合ってて可愛いよ」

__「私はジュニヒョンとお揃いが良かったのに……」

JN「ご、ごめんねえ……」

JS「台本見たけどAにぴったりの役だったよ。人を蔑むのは得意でしょ？」

__「さげす……待ってください、それっていったい何の役なんですか」

SC「シュア、オレのところは？」

JS「興味ないから見てなかった」

SG「わあ本当、シュアヒョン」





Aが天井に向かって「神様……」とお祈りするものの検討虚しく、探しに来たマネヒョンが楽屋の扉を開けた。

「どこに居るんだよ！髪直すぞ！」と怒られながらブレザーの襟を掴まれて連れられて行くAにみんなで手を振る。





SG「はあ、可哀想に……仕方ないからヌナの事慰めに行こうかな」

SC「頼む」

JS「僕も」

SC「お前はやめてくれ」


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