O4号室 ページ5
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Aちゃんと出会ってからニ度目の。
記念日を大切にしてくれる彼女と開く1ヶ月、半年、クリスマス、1年目、と何回か目の小さなパーティーをする。でもアイドルなんて変わったことをしている俺にはそんな日にも当たり前のように仕事はあって、今日はよりによって遠方での取材だったりもする。しかも前日から3日も泊まり込み。
「 はぁ〜〜〜〜〜〜 」
っるさい!しげ!!ため息!なんて淳太にすら言われるレベルに落ち込んでるとは言え、そんな日を忘れたりしない彼女にはきちんと0時00分にお祝いメッセージは頂いている。のだが
会いたいんだよなぁ…なんて柄にもないことを思ってしまうのは何故だろう。今日が仕事だと知ったときはそりゃあショックを受けたし、まぁだいぶ前から決まっていた仕事で仕方がない。もちろん彼女に伝えたときは強がったのだけれども。
「 なぁしげ電話来とるで? 」
出んでええの?と流星が指差す先にはお揃いの小さなステッカーが貼ってあるスマホが振動していた。覗き混んだ小瀧がAちゃんからやで?というからすぐにその電話を受けた。
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作者名:眠 | 作成日時:2019年10月19日 13時