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no side
ぐすぐすと未だに泣き続ける駿東を
諸伏萩原コンビが再び宥める。
「Aちゃん頑張ったな。」
「もう泣かないで〜」
『う"ぅ……』
「あぁ、ほら！擦ったら赤くなっちゃうから！」
「明日目を腫らして訓練に出ることになるぞ！」
『ｯ２人は……ｯママだったの……？？』
「泣かないのAちゃん！」
「可愛いお顔が台無しよ！」
『ひぃん……！！』
わちゃわちゃする３人の後ろでは
降谷を筆頭にどうするか話を進めていた。
「守秘義務云々の所はどうする？」
「国が関わってなければ吐かせるのによォ。」
「僕たちが確実に出来るのは、
２つの火事を徹底的に洗い出す事だ。
捜査資料の確認、インターネット、聞き込み……
出来ることは何でもやる。」
「んじゃ、俺たちは情報を集めて駿東に渡し……
その守秘義務と照らし合わせて貰うって訳だな。」
「ああ。」
「ま、その守秘義務とやらも
なんとなく察しはつくけどな。」
はん、と笑う松田に降谷と伊達も頷く。
「それとなく探るに決まってるだろ？」
「"出来ることは何でも"だからな。」
「おっかねぇ奴ら。」
笑顔で言い切る降谷と伊達に
松田は片眉を上げて唇を横に引く。
「貴様らァ！！！今何時だと思ってる！！
いつまでここにいるつもりだ！！」
「「「「「ゲッ、」」」」」
『びゃっ、』
バタァン！と勢いよく共同スペースの扉が開き、
鬼塚の怒号が響き渡る。
「消灯時間はとっくに過ぎてるんだぞ！！
ぬ……？駿東、なぜ泣いてる？」
『な"い"でばぜん"！』
「いや泣いてるだろう……？」
『な"い"でばぜん"！！！！！』
「分かった！分かったから叫ぶんじゃない！
もう全員さっさと部屋に戻らんか！！」
へいへい、と共同スペースから出ていく６人。
鬼塚もその背中を見届けて教官室へ戻った。
男子寮と女子寮の分かれ道に出たところで
駿東は改めて５人に向き直る。
『ｸﾞｽｯ……５人とも…巻き込んで、ごめんね………
でも……ありがとう……』
深く頭を下げる駿東の肩を伊達がポンと叩く。
「気にするこたぁねぇよ。
困ってる人を助けるのが警察官だろ？」
『……！！』
「そうそう！
可愛いAちゃんの頼みだし尚更♡」
『ｯ……ありがとう……！！』
ぐしぐしと涙を拭って
駿東は精一杯の笑顔で言った。
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沙羅(プロフ) - イル@iruさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです…！！警察学校組の放送開始に合わせてバリバリ更新するつもりなので、どうぞ今後ともよろしくお願いしますー！！ (2021年12月5日 16時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
イル@iru - コメント失礼します！面白すぎて一気に読んでしまいました。これから夢主がどうなるか続きが気になります！更新頑張ってください！！！ (2021年12月5日 15時) (レス) @page35 id: 9f7598e3df (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 神崎さん» コメントありがとうございます！！ゆっくり更新になってしまいますが、全力で書かせて頂きますー！！どうぞこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月15日 0時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 凄く面白いです！！続き楽しみにしてます！ (2021年9月15日 0時) (レス) id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - かるーあ・みるくさん» コメントありがとうございます！！またお会い出来て嬉しいです！！まだまだ続きますので、どうぞよろしくお願いしますー！ (2021年7月14日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年7月13日 15時
