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no side
それからトントン拍子に話は進み、
山登りのルートも決まりいよいよ野外活動当日を迎える。
「班は違うけど頑張ろうなAちゃん！」
『頑張ろうね、萩くん！』
ぽん、とリュックを叩いて去って行く萩原に
駿東は軽く手を振る。
野外活動の主な目的は「協調性を高める」こと。
協力して危険を回避しつつ、迅速に行動する。
今日向かう山も登山道はあるものの、
獣道になっていたり急勾配があったりする。
"麓から頂上付近の施設までグループで行動し
2日かけて登頂する"、というのが課題である。
「各班スタートしろ！」
「「はい！！」」
教官の合図にそれぞれが歩き始める。
「俺達はこっちのルートだよな？」
『うん。細い方の登山道を登る。』
駿東達はメインの登山道を逸れて、
木が生い茂る登山道へと入っていく。
その背中を見ていた者が１人。
駿東はその視線に気が付かない。
────────────
─────────
──────
歩き始めて数十分後。
花園が悲鳴に近い声を上げる。
「足が痛い〜っ！もう歩けないよ〜……」
『(まさかその靴は新品とは言うまいな？？？)
うーん……靴擦れしちゃってるね……結構ひどい……』
「愛華ちゃん大丈夫？」
「痛そう……」
「とりあえず休憩しよっか。」
スンスン、と鼻をすする花園。
駿東は持っていた救急箱を使い手当をしていく。
「Aちゃんありがとう……」
『いえいえ。……愛華ちゃんこの後歩けそう？』
「……ちょっとだけなら……」
駿東は、分かった、と頷いて頭の中で地図を展開する。
今いる小さな東屋は頂上までのせいぜい5分の1程度。
もう1、2時間歩かなければ半分までは行けない。
しかもここは寄りにもよって上級者向けコースである。
『愛華ちゃん、あと1、2時間は歩かなきゃいけなくて…
休憩の回数を増やしたら行けそう？』
「うーん……頑張ってみる……」
『ありがとう。どうしても辛くなったら言ってね。』
「うん……」
男子たちが花園の荷物を持つことを申し出て
一行はゆっくり歩き始めた。
- - - - - - - - - - - -
野外活動については捏造です。
実際とは異なる場合があります。
多分2日もかけて山登らないです。
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沙羅(プロフ) - イル@iruさん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて本当に嬉しいです…！！警察学校組の放送開始に合わせてバリバリ更新するつもりなので、どうぞ今後ともよろしくお願いしますー！！ (2021年12月5日 16時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
イル@iru - コメント失礼します！面白すぎて一気に読んでしまいました。これから夢主がどうなるか続きが気になります！更新頑張ってください！！！ (2021年12月5日 15時) (レス) @page35 id: 9f7598e3df (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 神崎さん» コメントありがとうございます！！ゆっくり更新になってしまいますが、全力で書かせて頂きますー！！どうぞこれからもよろしくお願いします！ (2021年9月15日 0時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 凄く面白いです！！続き楽しみにしてます！ (2021年9月15日 0時) (レス) id: 570d2293d8 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - かるーあ・みるくさん» コメントありがとうございます！！またお会い出来て嬉しいです！！まだまだ続きますので、どうぞよろしくお願いしますー！ (2021年7月14日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年7月13日 15時
